「本望(ほんもう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「本望(ほんもう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「本望」の意味をスッキリ理解!

本望(ほんもう):本来の望み、望みを叶えて満足すること

「本望」の意味を詳しく

「本望」とは、本来の望みのこと、望みを叶えて満足することです。

「本望」はただの望みではなく、もともとの望みであることが強調されている言葉です。そのため、簡単な願いではなく、長い時間をかけて達成するような大きい望みについて使われることが多くなります。

「ほんぼう」ではなく「ほんもう」が正しい読み方です。間違えやすいため、注意しましょう。

「本望」の使い方

  1. 彼は、全国優勝という本望を遂げた。
  2. 君を助けて死ねるなら、それが本望だ。

上記の例文のように、「本望」は、「本望を遂げる」「本望だ」といった形で使われます。

①の例文では、「彼」にとって全国優勝がかねてからの望みだったことが「本望」という言葉で表現されています。

②の例文では、望みを叶え満足していることを「本望」と表現しています。この例文では一見、もともと「死ぬこと」が望みであったかのように思えますが、実際は「死ぬこと」ではなく、「君を助けること」が「本望」の内容になります。

「君を助ける」という「本望」を叶えた結果としての死を受け入れ、満足していることを語るような文脈になります。このように、「本望」の対象がねじれて表現されることもあります。

「本望」の類義語

本望には以下のような類義語があります。

  • 本懐(ほんかい):本来の願い
  • 満足:不平不満がなく心が満ち足りていること

「本懐」は、「本来の願い」という意味の熟語です。

「本望」と同様、「もともとの願い」「長い間抱いてきた願い」といったニュアンスがあります。「本望」とほぼ同じ意味で使うことができますが、「本望を遂げて満足である」という意味では使われないため注意しましょう。

「満足」は、心が満ち足りている様子を表現する言葉です。願いを叶えたときだけでなく、特に不満がないようなときにも使われます。

「本望」の対義語

本望には以下のような対義語があります。

  • 不本意:本来の自分の望みとは異なっていること

「不本意」とは、本来自分が持っていた望みとは異なることです。

「自分の思い通りでなかった」と振り返る場合や、「本来の自分のスタンスとは異なるが、仕方なく同意する」といった場面でよく使われます。

「本望」の英語訳

本望を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • one’s long‐cherished desire
    (かねてからの願い)
  • satisfaction
    (満足)

「本望」を表現する英語表現に “one’s long‐cherished desire” があります。one’sの部分に、myやhisなど、「本望」を抱いている人を所有格で置き換えましょう。

cherishには「大事にする」という意味があります。そのため、「願望」という意味のdesireと合わせることで、「長い間大事にしてきた望み」という意味になります。

satisfactionは、「満足」という意味の英単語です。「本望」のニュアンスをしっかり伝えたい場合には、この単語とは別に、「本望を遂げた」ということを説明しましょう。

まとめ

以上、この記事では「本望」について解説しました。

読み方本望(ほんもう)
意味本来の望み、望みを叶えて満足すること
類義語本懐、満足
対義語不本意
英語訳one’s long‐cherished desire(かねてからの願い)

「本望」には、「本来の望み」だけでなく「本来の望みを叶えて満足する」という意味があります。どちらの意味もよく使われるため、合わせて覚えましょう。