間違えて使ってない?「祝日」と「休日」と「祭日」の違い

違いのギモン

みなさんは土日以外の休みの日をどのように表現しますでしょうか。

「祝日」と表現する人もいれば、「祝祭日」と表現する人もいると思いますし、高齢者の中には「祭日」と表現する人もいるのではないでしょうか。

そして、これらの言葉と似た言葉に「休日」もあります。これらの言葉の使いわけは意外と難しいですよね。

そこで、今回は「祝日」と「休日」と「祭日」の違いについて解説していきたいと思います。

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結論:意味が違う

「祝日」と「休日」と「祭日」では指しているものが違います。

まず、「祝日」とはその国の大きな出来事や記念日などを国が制定した日のことです。

次に、「休日」とは業務、営業、授業などを休む日のことです。

そして、「祭日」とは宗教的に大事な儀式を行う日のことです。

「祝日」をもっと詳しく

祝日とはその国の大きな出来事や記念日などを国が制定した日のことです。

世界各国にはそれぞれさまざまな祝日がありますが、日本の祝日は1948年に制定された「国民の祝日に関する法律」で定められています。

そして、土日は祝日に含まれませんが、それ以外の休みの日は、大きく3つにわけられています。

 

まず、国民の祝日です。これは国が定めた仕事や学校を休みにする日のことです。日本では、2018年現在で16日あります。

次に、振替休日です。これは日曜やほかの祝日に国民の祝日がかぶった時に、代わりに休みになる日のことです。1973年から始まりました。

そして、3つめは国民の休日です。これは祝日ではないけど休みになる日のことです。そして、これが発生する条件はその日の前の日も後の日も国民の祝日になっていることです。

 

ちなみに、一番有名な国民の休日は5月4日のみどりの日でしょう。5月4日は前の日が憲法記念日であり、後の日がこどもの日であるため、毎年休みになります。ちなみに、厳密には、みどりの日はあと付け的に祝日になったため、現在では祝日として分類されます。

また、敬老の日は9月の第三月曜日にあります。そして秋分の日は9月の21日から23日あたりにあります。そのため、年によっては敬老の日の翌々日が秋分の日になり、この間に国民の休日が発生します。

ちなみに、国民の休日が発生した場合には土日を含めると5連休になるため、ゴールデンウイークと対比してシルバーウイークと表現されます。

 

また、祝日に関する最近の動きとしては、1998年にハッピーマンデー制度が始まり、月曜に固定される祝日が増え、土日を含めて3連休になる場合が多くなりました。

ハッピーマンデー制度とは、3連休以上を増やすために国民の祝日の一部を従来の日にちから月曜日に移動した制度のことです。

 

これについては3連休になることで国民が余暇を過ごしやすくなったという利点があるものの、祝日の本来の意味が失われたという批判もあります。

なぜなら、祝日は日付由来のものが多く、日にちがずれるとそもそも祝日にした根拠が失われてしまうからです。

特に、成人の日は第2月曜日に固定されてしまったため、本来成人の日であった1月15日が祝日になることがなくなってしまいました。

 

また、2016年には山の日という新しい祝日が制定されました。

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「休日」をもっと詳しく

休日とは業務、営業、授業などを休む日のことです。

そのため、個人や団体が自由に決めることができます。

そして、完全週休二日制の場合には、祝日と土日を含めた暦の上で休みになる日全てを休日と言います。

「祭日」をもっと詳しく

祭日とは宗教的に大事な儀式を行う日のことです。

日本でも、祭日には皇室により神道の儀式が行われていました。

しかし、祭日を休日にすることは第二次世界大戦が終わってすぐの1947年に廃止されてしまいました。

なぜなら、日本の憲法はこの時、天皇中心的なものから国民中心的なものに変わったからです。

そのため、国民生活とあまり関係がないような祭日は消えてしまいました。

 

しかし、これにより休みの日が大きく減ってしまったわけではなく、この時に新たな休日もできました。

これらは国民生活に関係あり、「こどもの日」、「成人の日」、「敬老の日」などが含まれます。

ちなみに、消えてしまった祭日は以下の表のとおりです。

 

日付 祭事名 祭事の内容
1月3日 元始祭 皇位が元始したことを祝う儀式
1月5日 新年宴会 新年到来を祝う宴会
4月3日 神武天皇祭 初代天皇である神武天皇の崩御日
10月17日 新嘗祭(しんじょうさい) 五穀豊穣に感謝する祭り
12月25日 大正天皇祭 大正天皇崩御日

ちなみに、崩御とは皇族などえらい人がお亡くなりになることです。

補足:祝祭日一覧

2018年現在で存在する祝日をまとめたのが以下の表です。

もともと祭日だったものには行事とその内容ものせています。

そして、春分の日と秋分の日に関しては春分と秋分が年によって異なるので、表のように、日付に幅がある表記になっています。

日付 祝日名 祭日行事 祭日行事の内容
 1月1日 元日 – –
 1月第二月曜日 成人の日 – –
 2月11日 建国記念の日 紀元節祭 神武天皇即位日
 3月19~21日ごろ 春分の日 春季皇霊祭 五穀豊穣を祈る
 4月29日 昭和の日 天皇誕生日 昭和天皇の誕生日
 5月3日 憲法記念日 – –
 5月4日 みどりの日 – –
 5月5日 こどもの日 – –
 7月第三月曜日 海の日 – –
 8月11日 山の日 – –
 9月第三月曜日 敬老の日 – –
 9月22~24日ごろ 秋分の日 秋季皇霊祭 収穫に感謝する
 10月第二月曜日 体育の日 – –
 11月3日 文化の日 明治節 明治天皇誕生日
 11月23日 勤労感謝の日 新嘗祭 収穫祭
 12月23日 天皇誕生日 – –
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まとめ

以上、この記事では、「祝日」と「休日」と「祭日」の違いについて解説しました。

  • 祝日:その国の大きな出来事や記念日などを国が制定した日のこと
  • 休日:業務、営業、授業などを休む日のこと
  • 祭日:宗教的に大事な儀式を行う日のこと

このように、「祝日」と「休日」と「祭日」は同じようでいて、違うものだったんですね。みなさんの中には、高齢の方が「祭日」と言っているのを聞いたことがある人もいると思いますが、昔のくせが残っているだけなので、スルーするのもやさしさだと思います。

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