故事成語「人を射んとせばまず馬を射よ」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「人を射んとせばまず馬を射よ(ひとをいんとすればまずうまをいよ)」です。

「人を射んとせばまず馬を射よ」の意味、例文、由来、類義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「人を射んとせばまず馬を射よ」の意味をスッキリ理解!

人を射んとせばまず馬を射よ:相手を屈服させたり従わせたりする場合には、その相手が頼りとしている者から攻め落とすのがいいというたとえ

「人を射んとせばまず馬を射よ」の意味を詳しく

「人を射んとせばまず馬を射よ」とは、相手を屈服させたり従わせたりする場合には、その相手が頼りとしている者から攻め落とすのがいいというたとえです。

馬の上に乗っている人を射止めるためにはまずその馬を射止めるのがいい、ということから、この意味が生まれました。

そして、「相手を説得するなら、相手が信頼している人を先に説得するべきだ」という意味で用いられることもあります。

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「人を射んとせばまず馬を射よ」の例文

  1. 人を射んとせばまず馬を射よだ。まずあいつの妻から説得したほうがはやい。
  2. 人を射んとせばまず馬を射よという言葉があるだろう。まずは重臣を寝返らせるべきだ。
  3. 人を射んとせばまず馬を射よ、という言葉を実践し、まずは相手の親友から仲良くなろう。

「人を射んとせばまず馬を射よ」の由来

「人を射んとせばまず馬を射よ」の出典は杜甫(とほ)の『前出塞九首』という詩です。

この詩の中に「弓を挽(ひ)かんとせば当(まさ)に強きを挽くべし、箭(や)を用いんとせば当に長きを用うべし、人を射んとせば先(ま)ず馬を射よ、敵を擒(とりこ)にせんとせば先ず王を擒にせよ」という言葉が出てきます。

これは「弓を引くならば強い弓を使うべきで、矢を用いるなら長いものを用いるべきだ。人を射止めるためにはまずは馬を射止めるべきで、敵を屈服させようとするならば、まずは王を屈服させるべきだ」という意味になります。

これが「人を射んとせばまず馬を射よ」の由来になっています。

杜甫

杜甫とは、中国の唐の時代の詩人です。

李白(りはく)と並んで中国史上最高の詩人とされ、「詩聖(しせい)」と呼ばれています。

日本では「国破れて山河在り」などの詩が有名なのではないでしょうか。

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「人を射んとせばまず馬を射よ」の類義語

「人を射んとせばまず馬を射よ」には以下のような類義語があります。

  • 王を虜にせんと思わば先ず馬を射よ(おうをとりこにせんとおもわばまずうまをいよ)
  • 将を射んとする者はまず馬を射よ(しょうをいんとするものはまずうまをいよ)
  • 外堀を埋める(そとぼりをうめる)

「人を射んとせばまず馬を射よ」の英語訳

「人を射んとせばまず馬を射よ」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • He that would the daughter win must with the mother first begin.
    (娘を欲しいと思うならば、まず母親から始めなければならない)
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まとめ

以上、この記事では「人を射んとせばまず馬を射よ」について解説しました。

読み方人を射んとせばまず馬を射よ(ひとをいんとすればまずうまをいよ)
意味相手を屈服させたり従わせたりする場合には、その相手が頼りとしている者から攻め落とすのがいいというたとえ
由来杜甫の詩の「弓を挽かんとせば当に強きを挽くべし、箭を用いんとせば当に長きを用うべし、人を射んとせば先ず馬を射よ、敵を擒にせんとせば先ず王を擒にせよ」という言葉から
類義語王を虜にせんと思わば先ず馬を射よ、将を射んとする者はまず馬を射よ、外堀を埋める
英語訳He that would the daughter win must with the mother first begin

「人を射んとせばまず馬を射よ」はとてもためになる表現です。

もし適した状況があれば、積極的にこの方法を使っていきたいものです。

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