「ヒッピー」の意味とは?ファッションの特徴は?わかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ヒッピー」です。

「ヒッピー」の意味・使い方・語源・類義語・歴史についてわかりやすく解説します。

☆「ヒッピー」をざっくり言うと……

英語表記ヒッピー(hippie,hippy)
意味伝統に反抗し、自由を求めた人たち
語源ヒップスター(hip ster)から。
類義語カウンターカルチャー、ビートニク、フーテンなど。
ヒッピーの歴史1960年代の誕生から1970年代の終息まで

「ヒッピー」の意味をスッキリ理解!

ヒッピー(hippie,hippy):伝統に反抗し、自由を求めた人たち

現代の文化にも多大なる影響を与えた彼らはどんな思想のもと、どのような生活を送ったのか、詳細を見ていきましょう。

「ヒッピー」の意味を詳しく

「ヒッピー」とは、伝統に反抗し、自然を愛する自由な生活を求めた人々のことです。

1960年代後半のアメリカに登場した彼らは、保守的な伝統文化からの解放を謳い、自由な生活を送りました。

彼らの多くは、ひげや長髪、特徴的な服装などの外見で、社会への反抗を表しました。また、ドラッグやサイケデリックロックの嗜好、東洋的思想への傾倒なども代表的なヒッピー文化の1つです。

「ヒッピー」の使い方

  1. 今日は、ヒッピー風のコーディネートをしてみた。
  2. ヒッピーの多くは裕福な家庭で育っている。
  3. ヒッピーの集会で、男女平等を訴える演説を聞いた。

①の例文のように、ヒッピーの特徴的な服装を好む人たちは今でもいます。開放的で過ごしやすいのかもしれません。

②の例文で示しているように、ヒッピーの多くは裕福な家庭で育った若者でした。定職を嫌う彼らの主な収入源は小遣いや仕送りでした。

③の例文のように、ヒッピーたちは頻繁に集会を開きました。また、男女平等など多様性を求めたことも重要な要素です。

「ヒッピー」の語源

ヒッピーの語源は英語の “ヒップスター(hip ster)” です。

「ヒップスター」というのは、曖昧な概念なのですが、主に流行に敏感でサブカル趣向のある人の蔑称です。

「ヒッピー」の類義語

ヒッピーには以下のような類義語があります。

  • カウンターカルチャー:サブカルチャーの1つ。主流文化に反抗している。
  • ビートニク:不条理な社会への反発として行われた活動。
  • フーテン:定職や住所を持たない人。
  • ネオヒッピー:ドラッグやアルコールを嫌い、オーガニックフードを常食とする新しいヒッピー。ダンスを踊り、ナチュラルハイを目指す。
  • ヤッピー:”young urban professionals”の略。都市に住む若手エリートサラリーマンを指す。

ヒッピーの歴史

ヒッピーがどのようにして生まれ、どのような道を辿ったのかを解説します。

1960年代 ヒッピーの誕生

アメリカで、社会に不満を抱える若者たちが共同生活を始めました。彼らは荒野や森林を点々と移動しながら生活しました。

ヒッピーは映画やサイケデリックロックの活動も始め、脚光を浴びました。

1960年代末 ヒッピー文化の流行

ベビーブーム世代の若者たちがヒッピー文化を真似始めました。そうして、彼らの文化はメインストリームへと乗り出したわけです。

また、反戦活動など政治にも積極的に発言し始めました。彼らの刺激的なパフォーマンスはメディアにも大きく取り上げられるようになりました。

1970年代 ヒッピー文化の終息

1970年代は、ベトナム戦争が終結し、アメリカ建国200周年を迎えました。また、ヒッピーに影響を受けたパンクの登場により、ヒッピーへの関心は失われて行きました。

それに伴い、ヒッピー自体も数を減らしていったのです。

まとめ

以上、この記事では「ヒッピー」について解説しました。

英語表記ヒッピー(hippie,hippy)
意味伝統に反抗し、自由を求めた人たち
語源ヒップスター(hip ster)から。
類義語カウンターカルチャー、ビートニク、フーテンなど。
ヒッピーの歴史1960年代の誕生から1970年代の終息まで

通り雨のように、過ぎ去っていったヒッピー文化ですが、彼らはさまざまなものを残しました。現代芸術や大衆文化は彼らの影響を受けたものが多くあります。生き続ける歴史に目を向けて生活してみてもいいのではないでしょうか。

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藤本
文章を書けば2度見される慶應生。コピー・作文関係の賞を複数受賞。スッキリ公式Twitterの中の人です。 #博覧強記 #筆力鼎を扛ぐ
【受賞歴】 宇都宮キャッチコピーコンテスト 最優秀賞 など