今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ハイライト」です。
「ハイライト」の意味、使い方、語源、「ダイジェスト」との違いについてわかりやすく解説します。
☆「ハイライト」をざっくり言うと……
英語表記 | ハイライト(highlight) |
---|---|
意味 | 絵画や写真、スクリーンなどで特に明るい部分や白く見える部分、また、スポーツやニュースなどで特に興味をそそる出来事 |
語源 | 英語の “highlight” |
「ダイジェスト」との違い | 「ダイジェスト」は「全体の内容に関わる場面」をまとめたもの |
「ハイライト」の意味をスッキリ理解!
「ハイライト」の意味を詳しく
「ハイライト」には、以下のふたつの意味があります。
- 絵画や写真、スクリーンなどで特に明るい部分や白く見える部分
- スポーツやニュースなどで特に興味をそそる出来事
意味①:絵画や写真、スクリーンなどで特に明るい部分や白く見える部分
光が当たっている部分や反射している部分を「ハイライト」と呼びます。「ハイライト」はほとんどの場合、白色に見えます。
絵画や写真、スクリーン以外でも「ハイライト」は使用されます。
たとえば、化粧では明るく見せたい場所に明るい色を置くことを「ハイライト」と呼びます。
意味②:スポーツやニュースなどで特に興味をそそる出来事
スポーツやニュースなどで特に興味をそそる出来事という意味もあります。
この意味は、意味①が転じて生じました。
スポーツやニュースにおいて、「特に明るい部分」が「興味をそそる出来事」と表現されたと考えれば理解しやすいでしょう。
スポーツではファインプレーや勝敗に関わるプレーが「ハイライト」にあたります。
「ハイライト」の使い方
- 今日の試合はファインプレーが多いため、ハイライトが長くなってしまった。
- 光の当たる角度によってハイライトの位置を変えましょう。
- ハイライトは、ほお骨や鼻の頭に入れるとメリハリのきいた顔立ちになります。
- 最近は新型のウイルスが流行っているため、ニュースのハイライトはそれの話題ばかりだ。
上の例文のように、絵画や化粧、スポーツなどの場面で使用されます。
①はスポーツの試合の「特に興味をそそる出来事」という意味で「ハイライト」が使用されています。
②の「ハイライト」は、絵画の「特に明るい部分」を指しています。
③は化粧において、「顔の一部に明るい色を入れる」という意味で「ハイライト」が使われています。
④の「ハイライト」は、ニュースの「特に興味をそそる出来事」がまとめられたものを指します。
「ハイライト」の語源
ハイライトの語源は英語の “highlight” です。
“high”は「高い」「強い」という意味を持ちます。また、“light”は「光」という意味です。
つまり、「ハイライト」は「光が強い」という意味合いになり、「絵画や写真、スクリーンなどで特に明るい部分や白く見える部分」という意味を持つようになりました。
「ハイライト」と「ダイジェスト」の違いを詳しく
「ダイジェスト」は「ハイライト」の「スポーツやニュースなどで特に興味をそそる出来事」と似ている意味を持っています。
どちらも「編集して内容を短くまとめたもの」という意味は共通しています。しかし、その編集の意図が異なります。
「ハイライト」は「興味をそそる出来事」をまとめたものに対し、「ダイジェスト」は「全体の内容に関わる場面」をまとめたものです。
つまり、「ダイジェスト」を見れば、短い時間で全体の内容を把握できます。
まとめ
以上、この記事では「ハイライト」について解説しました。
英語表記 | ハイライト(highlight) |
---|---|
意味 | 絵画や写真、スクリーンなどで特に明るい部分や白く見える部分、また、スポーツやニュースなどで特に興味をそそる出来事 |
語源 | 英語の “highlight” |
「ダイジェスト」との違い | 「ダイジェスト」は「全体の内容に関わる場面」をまとめたもの |
「ハイライト」には二種類の意味がありました。どちらの意味でも理解できるようになりましょう。