同じようで違う!「編」と「篇」の違い

違いのギモン

日本語にはひらがな、カタカナの他に、漢字もありますよね。

そして、漢字の数はとても多いですが、その中には同じような意味を持っていて区別が難しいものも多くあります。

例えば、「編」と「篇(へん)」はそのうちのひとつではないでしょうか。

そこで、今回は「編」と「篇」の違いについて解説していきたいと思います。

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結論:常用漢字かどうかが違う

まず、「編」は常用漢字で一般的に用いられます。

一方、「篇」は常用漢字ではありません。

ちなみに、「編」も「篇」もだいたい同じ意味を表しています。

「編」をもっと詳しく

「編」は常用漢字で一般的に用いられます。

そして、「編」という漢字は、木簡の一番上に穴をあけてひもを通して束ねてひとくくりにして保管していたことに由来しています。その証拠に、木簡には糸を通して保管していましたから、「編」は糸へんの漢字ですよね。

ちなみに、木簡とは紙が発行される以前に文字を書くために使われていた表面を平たく削った木や竹の札のことです。

そして、「編」という漢字はこのようにまとめられている状態を表すため、シリーズものの本であればその本全体のことを表します。

 

ちなみに、「編」は常用漢字なので「篇」よりも一般的に使用されます。そのため、迷った時には「編」を使っておけば間違いないでしょう。

また、常用漢字なので新聞や公文書や教科書などでも用いることができます。

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「篇」をもっと詳しく

「篇」は常用漢字ではありません。

ちなみに、「篇」は紙が発行される以前の記憶媒体が木簡だったことに由来する漢字です。木簡は竹でできてきることも多いので、「篇」には竹かんむりがついていますよね。

また、短歌や俳句なども昔は木簡に書かれていたため、これらは「篇」で数えることがあります。

例えば、「彼は3篇の短歌を完成させた」などのように用いることができます。

 

そんな「篇」は常用漢字ではないので、公文書や新聞や教科書などで用いることはできません。

ただ、友達に手紙をかくなど、日常生活では用いることができます。

 

そして、「篇」はCMのバージョンを表す時に使われることがあります。

これは、もし人名の後に「編」を使ってしまうと、その人名は出演者を表しているのか、編集者を表しているのかわからなくなってしまうからです。

例えば、「佐藤太郎編」とした場合、佐藤太郎は出演者かもしれませんし、編集者かもしれません。

 

そこで役に立つのが「篇」です。

「佐藤太郎篇」のように用いれば、佐藤太郎は確実に出演者です。

つまり、「篇」は編集者と区別するための慣例として用いられているのです。

 

また、「篇」は少しでも難しい漢字を用いることによって高級感を出す時にも使うことができます。

そして、「篇」はもともとは木簡のひとつひとつを表していたので、シリーズものの本の一冊一冊を表す時には、意味的には「篇」を用いるのが正解です。

まとめ

以上、この記事では、「編」と「篇」の違いについて解説しました。

  • :常用漢字で一般的に用いられる
  • :常用漢字ではない

「編」と「篇」は同じような意味を表していますので、特に使いわける必要はないでしょう。

しかし、2つの漢字の微妙な違いがあることで、日本語はより豊かになっているのです。

そのため、文章を書く時などには「編」と「篇」の違いを意識してみてはいかがでしょうか。

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