“hear” と “listen” の違いとは?意味から使い分けまでわかりやすく解説

違いのギモン

“hear” と “listen” はどちらも「聞く」と訳されますが、そのニュアンスは違います。皆さまは、きちんと使い分けていますか。

今回は “hear” と “listen” の違いについて解説します。

違いは意識的に聞くかどうか

“hear” は声や音が自然と耳に入ってくることを表し、 “listen” は聞こうと集中して対象に耳を傾けることを意味しています。

“hear”


“hear” には、耳を澄まさなくても自然と聞こえてくるというニュアンスがあります。

例えば、雷鳴や電話の呼び出し音に対しては “hear” が使われます。意識しなくても耳に入ってくる音だからです。また、音に限らず、噂話が耳に入ってくる時も “hear” が用いられます。

“hear” の使い方の例

  1. I heard the notification sound then.(その時通知音が鳴った。)
  2. I heard that she had gone to America.(彼女はアメリカに行ったと聞いた。)
  3. I heard him playing the piano.(彼がピアノを弾いているのが聞こえた。)

“listen”


“listen” には、対象に意識を集中させて聞くというニュアンスがあります。

例えば、ラジオを聞いたり人の話に耳を傾ける時は “listen” を使います。対象の音や声を聞こうとして聞いているからです。

“listen” の使い方の例

  1. I listened to the radio last night.(昨夜、ラジオを聞いた。)
  2. You should listen to him.(君は彼の言うことを聞くべきだ。)
  3. I listened to him playing the piano.(彼のピアノの演奏を聞いた。)

まとめ

以上、この記事では、 “hear” と “listen” の違いについて解説しました。

  • “hear” :音や声が自然と耳に入ってくる
  • “listen” :聞こうと集中して対象に耳を傾ける
“hear” と “listen” はどちらも「聞く」という意味の英単語ですが、そのニュアンスは異なります。聞く対象に注意が向いているかどうかを意識して、きちんと使い分けましょう。