「朦朧(もうろう)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「朦朧(もうろう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「朦朧」の意味をスッキリ理解!

朦朧(もうろう):ぼんやりとしてはっきりしない様子、意識が確かでない様子

「朦朧」の意味を詳しく


「朦朧」とは、物事がぼんやりとしており、はっきりわからない様子を表す熟語です。

「朦(もう)」と「朧(ろう)」は、共に物事がぼんやりしていることを表す漢字です。特に、月の光が雲や霞によってぼんやりとしている様子を表します。音読みは異なりますが、訓読みではどちらも「おぼろ」と読みます。

「朦」と「朧」

どちらも「ぼんやりとしていること」を表し、訓読みも同じという非常によく似た漢字ですが、一般的には「朧」のほうが多く用いられます。「朦」はあまり使われません。

「朧」は、「朧気(おぼろげ)」「朧月夜(おぼろづきよ)」といったように使われます。

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「朦朧」の使い方

「朦朧」は文中では以下のように使われます。

  1. その山は霧が深く朦朧としていて、先が全く見えない。
  2. 彼の言うことは朦朧として、要領を得ないことが多い。
  3. 風邪で高熱が出てしまい、意識が朦朧としている。

①は視界がはっきりせず、よく見えないという意味で用いられています。

②では、説明が下手で分りづらいという意味で用いられています。話が回りくどかったり、言葉選びが適切でなくはっきりとしないといった状況を表します。

③は重度の体調不良により、意識がはっきりしない状態を表しています。

「朦朧」の類義語

「朦朧」には以下のような類義語があります。

  • 縹渺(ひょうびょう):広く果てしないこと、かすかではっきりしないこと
  • 茫々(ぼうぼう):広く果てしないこと、ぼんやりしてはっきりしないこと
  • 曖昧(あいまい):はっきりしないこと、あやふやであること
  • 模糊(もこ):ぼんやりとしていること、はっきしないこと

「茫々」は、「髪の毛が茫々としている」「草むらが茫々と生い茂っている」というように使われます。一般的には平仮名で表される言葉なので、擬態語だと思われることも多いですが、実は熟語として漢字で表すことができるのです。

この他にも「意識がはっきりとしない」という意味では、「意識が混濁(こんだく)する」「正体をなくす」などの言い換えがあります。

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「朦朧」の対義語

「朦朧」には以下のような対義語があります。

  • 明白(めいはく):あきらかであること、はっきりしていること
  • 瞭然(りょうぜん):はっきりとしており、疑う余地のないこと
  • 彰々(しょうしょう):はっきりわかること、あきらかであること

「明白」「瞭然」「彰々」は非常に近い意味を表す熟語で、使い方もほぼ同じです。

「瞭然」は「一目瞭然」という四字熟語として使われることもあります。「一目見て理解することができるほどはっきりしている」という意味を表します。合わせて覚えておきましょう。

「朦朧」の英語訳

「朦朧」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • hazy
    (もやのかかった、はっきりしない)
  • feel foggy
    (朦朧として頭がよく働かない)

foggy は「霧がかかりぼんやりした、曖昧な」という意味を持つ英単語です。 “feel foggy” とすることで、「頭の中に霧がかかったように意識がはっきりしないこと」を表します。

文中では以下のように使われます。

例文
  • A hazy knowledge is useless.
    (はっきりしない曖昧な知識は役に立たない。)
  • I feel foggy because I have a cold.
    (風邪のため、意識が朦朧としている。)
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まとめ

以上、この記事では「朦朧」について解説しました。

読み方朦朧(もうろう)
意味ぼんやりとしてはっきりしない様子、意識が確かでない様子
類義語縹渺、茫々、曖昧など
対義語明白、瞭然、彰々
英語訳hazy、feel foggy

難しい漢字が並ぶ読みにくい熟語ですが、新聞や本などで日常的に見かけることが多い言葉なので、しっかり覚えておきましょう。

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