心理学用語「ホーソン効果」とは?意味と具体例をわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、心理学用語の「ホーソン効果(ほーそんこうか)」です。

言葉の意味、具体例、由来、英語訳、類義語についてわかりやすく解説します。

 

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「ホーソン効果」の意味をスッキリ理解!

ホーソン効果(ほーそんこうか)人から見られていると、ついつい頑張ってしまうという心理現象

 

「ホーソン効果」の意味を詳しく

「ホーソン効果」とは、人から見られていると、ついつい頑張ってしまうという心理現象のことです。

人はマラソンで疲れていても、観客や友達の前を通るときだけ息が上がっていないようにふるまったり、走るスピードを上げたりしていしまいます。

この「人前で少しかっこつけてしまう」「人前では頑張ってしまう」という現象を「ホーソン効果」と言います。

 

人は一般的に関心を持つ人や期待する人に応えようとする傾向があります。

特に権威のある人に対しては、この傾向が強いです。この理由は、ふたつあります。

  1. 「権威のある人に弱いため」という消極的な理由
  2. 「権威のある人の言うことに従うことで気に入られようとする」という積極的な理由
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「ホーソン効果」の具体例

「ホーソン効果」は、ある実験の中で発見された心理現象です。

アメリカの工場で行われた「労働者の作業効率の向上についての調査」から発見されました。以下のような実験内容です。

工場での作業効率を高める要因についての調査が行われました。手元の明るさや、休憩時間などを変化させて、どの条件が作業効率に強く影響するのかを調べられました。

しかし、本来ならば作業効率が落ちるはずの条件のときにも、労働者の作業効率が上がってしまったのです。たとえば手元が極端に暗かったり、休憩時間が少なかったりする場合にも作業効率は上がりました。

 

この原因が「ホーソン効果」です。

この実験はハーバード大学の研究者によって行われました。それを知っていた労働者は、「自分たちが上司や研究者に見られていること」「関心を集めていること」を強く意識し、それによって条件に関わらず作業効率が上がったのです。

この結果、明るさや場所などの物理的要因よりも、周囲の関心のほうが作業効率に影響することがわかりました。

「ホーソン効果」の由来

上で説明したように、「ホーソン効果」は工場の作業効率についての実験の中で発見された心理現象です。

この実験が行われたアメリカの工場の名前が「ホーソン工場」でした。そのため、このような名前が付きました。

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「ホーソン効果」の英語訳

「ホーソン効果」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Hawthorne effect
    (ホーソン効果)

 

「ホーソン効果」の類義語

「ホーソン効果」の類義語は、「ピグマリオン効果」です。

ピグマリオン効果」とは、他者からの期待を受けることで学習や作業などの成果を出すことができる効果のことです。

アメリカの心理学者ローゼンタールが発見した心理現象です。

このことから、「ピグマリオン効果」は、「教師期待効果」や「ローゼンタール効果」と呼ばれることもあります。

 

「人に期待しているからついつい頑張っていしまう」という「ピグマリオン効果」は「ホーソン効果」と似た心理現象だと言えます。

これらの違いは、以下の点です。

  • ホーソン効果:人の「注目」「関心」によって生産性が上がる
  • ピグマリオン効果:人の「期待」によって成績が上がる

このように、「頑張ろう」と思う原因が異なるのです。

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まとめ

以上、この記事では「ホーソン効果」について解説しました。

読み方ホーソン効果(ほーそんこうか)
意味人から見られていると、ついつい頑張ってしまうという心理現象
由来実験が行われた工場の名前から
類義語ピグマリオン効果
教師期待効果
ローゼンタール効果
英語訳Hawthorne effect(ホーソン効果)

「ホーソン効果」は、日常生活にも影響する心理現象です。意味や具体例をしっかりと理解しておきましょう。

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