「鷹」と「鷲」と「鳶」と「隼」の違いとは?大きさでの見分け方を解説

違いのギモン

「鷹(たか)」「鷲(わし)」「鳶(とび・とんび)」「隼(はやぶさ)」は、日本にも生息している鳥です。

しかし、見た目が似ているので、どういった違いがあるのか疑問ですよね。この記事では、「鷹」「鷲」「鳶」「隼」の違いについて解説します。

☆「鷹」「鷲」「鳶」「隼」の違いをざっくり言うと……

 大きさは約45~70cm
 大きさは約85~100cm
 大きさは約60 cm
 大きさは約35~50cm

結論:実は明確な違いはない

「鷹」「鷲」「鳶」「隼」の違いは明確にはありませんが、あえて言うなら大きさがそれぞれ違うので、分かりやすくまとめたものが以下の表になります。

 大きさは約45~70cm
 大きさは約85~100cm
 大きさは約60cm
 大きさは約35~50cm

「鷹(たか)」をもっと詳しく


「鷹」は、種類によっても違いますが、大きさは約45~70cmで、タカ目タカ科の鷲よりも小型の鳥です。鷲よりも小さく、3分の2ほどの大きさしかありません。

日本には、オオタカが生息していて、絶滅危惧種に指定されています。オオタカの大きさは、オスが約50cmでメスが約57 cmで、ハトと比べるとおよそ2倍の大きさになります。

鷲よりも小型と書きましたが、スリランカに生息するカワリクマタカは、オスは約75cmでメスは約80cmにもなります。さらに、アフリカに生息するカンムリクマタカは、約90cmにもなり、平均的な大きさに当てはまらない種類もいます。

「鷹」は、英語では “hawk” といいます。

「鷲(わし)」をもっと詳しく


「鷲」は、種類によって大きさは違いますが、メスのオオワシの場合は、大きさは約85~100cmで、羽を広げると約220~250cmにもなります。ハトと比べてみると、その3倍の大きさす。分類は、タカ目タカ科の大型の鳥で、「鷹」と「鳶」と同じです。

日本には、イヌワシや、オジロワシ、オオワシが生息していて、天然記念物に指定されていて、アメリカの国鳥は、ハクトウワシといいます。

「鷲」は、英語では “eagle” といいます。

「鳶(とび・とんび)」をもっと詳しく


「鳶」の大きさは約60 cmで、「鷹」や「鷲」や「隼」と比べると、尾羽が角ばっていて、羽を広げると約150~160cmにもなります。

「鳶」は、英語では “kite” といいます。

「隼(はやぶさ)」をもっと詳しく


「隼」の大きさは約35~50cm で、「鷹」と「鷲」と「鳶」と比べると一番小さいです。分類は、ハヤブサ目ハヤブサ科なので、「鷹」と「鷲」と「鳶」とは別の種類の鳥です。

日本には、シロハヤブサやチゴハブサが生息していて、2012年に日本鳥学会は、「隼」の分類を猛禽類からインコや雀(すずめ)の仲間に変更しました。とはいえ、主な獲物はカラスなどの鳥やウサギなどの小動物なので、非常に凶暴です。

「隼」は、英語では “falcon” といいます。

まとめ

以上、この記事では、「鷹」「鷲」「鳶」「隼」の違いについて解説しました。
最後にもう一度、下記の表を確認しましょう。

 大きさは約45~70cm
 大きさは約85~100cm
 大きさは約60 cm
 大きさは約35~50cm

普段あまり見る機会はありませんが、動物園などに行ったときには大きさに注目してみてくださいね。