似てるけど違う!「発達」と「発展」の違い

違いのギモン

日本語には似ている熟語がたくさんあります。

そして、私たち日本人はそれらを無意識に使いわけていますが、日本語を学んでいる外国人はそうもいきません。

そのような人たちは理由と一緒に覚えなければ使いわけることができません。

そして、外国人に違いを聞かれた時に答えられないと恥ずかしいですよね。

 

そんな熟語の1つに「発達」と「発展」があげられると思います。

そこで、今回は「発達」と「発展」の違いについて解説していきたいと思います。

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結論:ニュアンスが違う

まず、「発達」は「成長して完全な形に近づくことや規模が大きくなること」を意味します。

一方、「発展」は「物事の勢いや力などが伸びて広がること」を意味します。

つまり、「発達」と「発展」ではニュアンスが異なるのです。

「発達」をもっと詳しく

「発達」は「成長して完全な形に近づくことや規模が大きくなること」を意味します。

そして、生物や身体の機能に関することは「発達」しか用いることができません。

また、台風など自然現象にかかわることも、「発達」しか用いることができません。

「発達」の使いかたの例

  1. 生まれてから2年がたって、彼の赤ちゃんの言語能力がだんだん発達してきた。
  2. 一週間前にフィリピン周辺の海上で発生した台風は、発達を続けている。
  3. その町では駅前を中心に全体が発達してきている。

➊の例文は、生物や身体の機能に関することなので、「発達」しか用いることができません。

➋の例文は、自然現象にかかわることなので、これも「発達」しか用いることができません。

一方、➌の例文は「発展」と入れ替えて使っても大丈夫です。

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「発展」をもっと詳しく

「発展」は「物事の勢いや力などが伸びて広がること」を意味します。

規模や領域が広がることに重点を置いた表現になります。

発展の使われかたの例

  1. 貴社の発展を心よりお祈り申し上げます。
  2. 20世紀の後半になって、ようやくその国の工業は発展しはじめた。

ちなみに、これらの例文で「発達」を用いても問題ありません。

ただ、特に➊の例文は決まりきった表現なので、「発達」を用いると少し変に聞こえるかもしれません。

まとめ

以上、この記事では、「発達」と「発展」の違いについて解説しました。

  • 発達:「成長して完全な形に近づくことや規模が大きくなること」を意味する
  • 発展:「物事の勢いや力などが伸びて広がること」を意味する

「発達」と「発展」にもニュアンスに違いがあったんですね。

日本語は難しいです。

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