四字熟語「半死半生(はんしはんしょう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「半死半生(はんしはんしょう)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

スポンサードリンク

「半死半生」の意味をスッキリ理解!

半死半生(はんしはんしょう):今にも死にそうで、やっと生きている状態

「半死半生」の意味を詳しく


「半死半生」は、半分死んでいて、半分生きているという意味です。そこから転じて、いつ死んでもおかしくない状態を表しています。

この四字熟語は、熟語の順序を反対にして「半生半死(はんしょうはんし)」と表記することもあります。

なお、半死は「はんし」「はんじ」のどちらかの読み方をします。また、半生は「はんしょう」「はんじょう」「はんせい」と読むこともできます。

スポンサードリンク

「半死半生」の使い方

「半死半生」は、実際に死んでしまいそうな場合だけでなく、比喩として用いられることがあります。

具体的には、以下のような例文が挙げられます。

  1. ストイックにトレーニングした後は、毎回半死半生の状態になる。
  2. 忙しくて睡眠もまともに取れないまま、半死半生で仕事をする。
  3. 不慮の事故で、彼女は半死半生の大怪我を負った。

「半死半生」の由来

紀元前の中国に、前漢という王朝がありました。この時代に、『七発(しちはつ)』という書物が書かれています。

これは、枚乗(ばいじょう)という文人が書いたものです。文人とは、中国で学問を修め、文章を書くことに秀でた人物を指す言葉です。

『七発』では、楚という国の太子が病気になった際のエピソードが綴られています。その中に、太子の様子を表した「其根半死半生」という一節があります。これが、「半死半生」の語源になっているのです。

スポンサードリンク

「半死半生」の類義語

半死半生には以下のような類義語があります。

  • 気息奄々(きそくえんえん):息も途絶え途絶えで、今にも死んでしまいそうな様子
  • 残息奄々(ざんそくえんえん):どうにか呼吸ができている、死んでしまいそうな状態のこと

「気息」とは、呼吸や息遣いのことです。また、「奄々」は、呼吸が止まってしまいそうなほどに、途絶え途絶えな様子を表しています。転じて「気息奄々」は、国や組織などが今にも滅んでしまいそうなほどに衰弱した状況のことを指すこともあります。

「残息奄々」の「残息」も、呼吸や息遣いのことを意味しています。「残息奄々」は、広い意味で様々なことが滅びてしまいそうな状況のことを表すこともあります。

「奄々」は「奄奄」と表記することもできます。

「半死半生」の英語訳

半死半生を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • all but dead
    (ほとんど死んでいる)
  • half killed
    (半分死んでいる)
  • more dead than alive
    (生きているというより、死んでいる)

“all but dead” の “all but” は、「ほとんど」という意味を表す慣用句です。

三つ目の表現を用いて、“I felt more dead than alive.” (生きた心地がしない)と表現することができます。

スポンサードリンク

まとめ

以上、この記事では「半死半生」について解説しました。

読み方 半死半生(はんしはんしょう)
意味 今にも死にそうで、やっと生きている状態
由来 枚乗『七発』より
類義語 気息奄々、残息奄々など
英語訳 all but dead(ほとんど死んでいる)

すでに解説した通り、この言葉は「本当に死んでしまいそうな様子」を表すだけでなく、比喩として用いられることもあります。

一生懸命だからこそ、半死半生の状態になることもあるでしょう。そのような時は、自分を労って(いたわって)あげましょう。

スポンサードリンク