今回ご紹介する言葉は、熟語の「華金(はなきん)」です。
言葉の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
「華金」の意味をスッキリ理解!
「華金」の意味を詳しく
「華金」には、お金を華やかに使った時間の過ごし方をする金曜日という意味があります。
華金とは「華の金曜日」という言葉の略称になり、厳密には「土日などの休日前の金曜の夜」を指した言葉になります。キラキラした心持ちや華々しさを表現するものとして、「華」という表記で表されるようになりました。
「華金」は、土日が休みの人にとって1週間の中で、最もリラックスできる「金曜日」に焦点を当てた言葉で、「普段とは違う、華やかな時間の過ごし方をする金曜日」のことを「華金」と言います。
「華金」と「花金」の違い
「はなきん」には、「花金」と「華金」の表記があります。
- 花金:思いっきり遊ぶことができる金曜日
- 華金:お金を華やかに使った時間の過ごし方をする金曜日
元々は、「次の日のことを気にせずに思いっきり遊ぶことができる金曜日」を「花の金曜日」を呼び、略称で「花金」と呼ばれるようになりました。
「華金」は一般的に「高級料理屋で食事をする」というように、「花金」よりもさらにお金を華やかに使った時間の過ごし方をする金曜日を指します。
「華金」は、日頃行かない高級店で過ごしたり、豪華な旅行などに出掛けたり高級感のある楽しみがある場合に使われます。
「華金」の使い方
- 明日は華金だから、同期と飲みに行こうと思う。
- 僕の先輩は、華金の日に浮かれ過ぎて大怪我をしたそうだ。
- 彼は華金の日に関係なく毎日飲み歩いている。
例文の「華金」は「お金を華やかに使った時間の過ごし方をする金曜日」を意味しています。サラリーマンや会社員は特に、休日前の金曜日に飲みに行ったり、ぜいたくな時間を過ごしたりすることが多くなっています。
「花金」と表現するか「華金」と表現するかは人の価値観によってさまざまです。
「華金」の語源
「花金」は1990年、バブルの時代から使われていました。現在も休日前の金曜日に特別感を抱く人は多いですが、景気がよかったバブル時代は金銭的に余裕がある人が多く、羽目の外し方も豪勢なものでした。
その様子が非常に華々しいものであったことから「華」という言葉が使われ「華金」が生まれました。
「華金」の類義語
「華金」には以下のような類義語があります。
- ブラックフライデー(BlackFriday):感謝祭の翌日の金曜日
- TGIF(ThankGod,It’s Friday!):「今日は金曜日で、神に感謝します」の頭文字
「華金」の類義語としては、「金曜日」に焦点を当てた「ブラックフライデー」や「TGIF」が挙げられます。
「ブラックフライデー」は、「11月の第4木曜日の翌日にあたる日」を指し、主にアメリカ合衆国では小売店などで大規模な安売りが実施されています。現在では、日本でも馴染みのある言葉となりました。
「TGIF」は、「今日は金曜日で、神に感謝します」または「今日は金曜日で良かった!」という意味の “Thank God It’s Friday” の頭字語を組み合わせた言葉です。
勤務や学校の一週間の最終日である金曜日を迎えた事を神に感謝する表現で、主にメールやテキストメッセージに多用されます。
まとめ
以上、この記事では「華金」について解説しました。
読み方 | 華金(はなきん) |
---|---|
意味 | お金を華やかに使った時間の過ごし方をする金曜日 |
語源 | バブルの時代の「花金」から |
類義語 | ブラックフライデー、TGIF |
「華金」は、サラリーマンの方であれば誰もが待ち遠しさを感じる「お金を華やかに使った時間の過ごし方をする金曜日」です。
庶民的なニュアンスを含む「花金」と、「豪勢な・背伸びした」といったニュアンスを含む「華金」は読み方は同じですが、意味が若干異なります。自分自身の状況に応じて、「花金」と「華金」をしっかりと使い分けていきましょう。