故事成語「白眼」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「白眼(はくがん)」です。

かっこいい雰囲気の言葉ですが、実際に使ったことのある人は少ないのではないでしょうか。

もしかしたら、アニメや漫画の中で登場したのを見かけたことがあるかもしれませんね。

「白眼」には、アニメで使われているのは違う、故事成語としての意味があるのです。

今回の記事では、「白眼」の意味や由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「白眼」の意味をスッキリ理解!

白眼:冷たく、悪意のこもった目つき

「白眼」の意味を詳しく

「白眼」とは、冷たい、悪意もこもった目つきのことです。また、冷淡な、軽蔑した目つきという意味もあります。相手に対して、とてもマイナスの感情を持った人の目を表す言葉です。

「眼」という漢字が入っているのでわかりやすいと思います。

「白眼」という言葉自体は、日常生活ではあまり使わないかもしれません。しかし、日本語には「白い目で見る」という言葉がありますね。こちらの表現は、日常生活の中で使ったことのある人も多いのではないでしょうか。これも相手を疑うような目つきのことで、マイナスのイメージがあります。

実は、この「白い目」という言葉も故事成語の「白眼」に由来しているのです。

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「白眼」の使い方

  1. 裏切り者を白眼視する。
  2. 相手に白眼を投げかける。
  3. 世間を白眼で見る。

➊は、裏切り者を見ている眼なので、「軽蔑した目」などの意味でとらえるといいでしょう。また、白眼で見る相手は、➌のように人間ではないものでも構いません。

注意ですが、「白眼」というのはあくまで名詞なので、「白眼する」などのように動詞形で使わないように気を付けましょう。

「白眼」の由来

故事成語とは、ある故事がもとになってできた言葉です。故事とは、昔の出来事のことで、故事成語のほとんどは中国の古典に書かれた話からできています。

「白眼」も中国の古典がもとです。

 

三国時代末期、魏に「竹林の七賢(ちくりんのしちけん)」と呼ばれる人たちがいました。今の時代でいう知識階層の人のことで、社会批判などを行う重要人物でした。

その「竹林の七賢」の指導的な立場であった阮籍(げんせき)という人物がいました。

「白眼」は、この阮籍が客人に対する態度を使い分けているという逸話がもとになっています。

歓迎できない客は「白眼」で見つめ、そっけない対応をしていた、という話です。ここでいう「白眼」とは白目のことです。「白目」でお客さんを迎えるというのは少しおかしい状況のように思えますが、それほど対応を変えていたという表現なのでしょう。

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「白眼」の類義語

「白眼」には以下のような類義語があります。

  • 白い目:冷淡な目つき、悪意のある目つき

同じ「白」という漢字が使われているのがポイントです。

「白眼」の対義語

「白眼」には以下のような対義語があります。

  • 青眼:歓迎する心を表した温かい目つき

「白眼」の対義語の青眼(せいがん)も同じ阮籍の話がもとになった言葉です。阮籍は、気に入らない人間には「白眼」で対応し、気に入った相手は「青眼」で対応したと言われています。

ちなみに、ここでいう青眼は「黒目」のことです。

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「白眼」の英語訳

「白眼」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • look coldly
    (冷たい目で見る)

「白眼」という言葉そのものは英語にはないようですね。意訳して「冷たい目で見る」「冷ややかな目で見る」などのように言い換えましょう。

まとめ

以上、この記事では「白眼」について解説しました。

読み方白眼(はくがん)
意味冷たい目、悪意のある目つき
由来中国の知識人である阮籍が、気に入らない客を「白眼(白目)」で対応していたという逸話
類義語「白い目」など
対義語青眼
英訳look coldly(冷たい目で見る)

「白眼」なんて言葉を日常生活でも使えたら博識をアピールできるかもしれません。ぜひ活用してください。

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