ことわざ「裸一貫(はだかいっかん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「裸一貫(はだかいっかん)」です。

言葉の意味や使い方、由来、類義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「裸一貫」の意味をスッキリ理解!

裸一貫(はだかいっかん):自分の体以外に何も無いということ

「裸一貫」の意味を詳しく


「裸一貫」とは、元手となるのが自分の体だけで、それ以外には何も無いということを表すことわざです。

何も無いというのは、つまり、財産も地位も無いということです。頼りになるのは、自分の身体だけということになります。

 

また、「裸一貫」は、体以外には何も無くても、とにかく体を使って何かをすれば生きていくことができるという意味まで表すことができます。この意味を噛み砕いて表すと、「体さえあればなんとかなる」ということです。

その他にも、「裸」のまま生まれてくる赤ん坊になぞらえて、何も持たない状態でスタートするという意味を表すこともあります。

このように、幅広い意味を含むこともありますが、根本的には「自分の体以外には何も無い状態」を表す言葉であるということを押さえておくべきです。

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「裸一貫」の使い方

  1. 彼は高校卒業後、裸一貫の状態で一人アフリカに渡り、ボランティアに積極的に携わった。
  2. 親に厳しく育てられた自分は、裸一貫でも生きていける。
  3. 会社をリストラされた後、裸一貫で起業し、ここまで大きな会社を築いた。

➀の例文での「裸一貫」は、自分の体以外には何もない状態という一番シンプルな意味を表しています。

➁の例文での「裸一貫」は、自分の体以外に何も無いという状態も表しますが、そこに、自分の体さえあればやっていけるという意も含んでいます。

➂の例文での「裸一貫」は、自分の体以外何も無い状態でスタートすることを表しています。

「裸一貫」の由来

「裸一貫」は「裸」と「一貫」というそれぞれの言葉が組み合わさってできた言葉です。

「裸」は、そのまま何も衣服を身に付けていない、生まれたままの状態を表します。

「一貫」は、江戸時代以前の通貨単位です。当時の一番細かい通貨である一文銭が、千枚で一千文となり、これを「一貫」とも呼ぶのです。

 

そこから、「裸一貫」で、「裸」の体以外何も無い状態でも一千文の価値があるという意味を表すようになりました。

ちなみに、一千文を「一貫」と呼ぶようになった理由についても解説します。当時、一文銭には穴が開いており、その穴を紐(ひも)で貫いて一千文をまとめていました。それが由来となり、一千文を「一貫」と表すようになりました。

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「裸一貫」の類義語

「裸一貫」には以下のような類義語があります。

  • 腕一本:自分の体以外頼るものが無い状態のこと
  • 腕一本脛(すね)一本:自分の体以外頼るものが無い状態のこと
  • 裸百貫(はだかひゃっかん):無一文でも百貫の価値があるということ
  • ふんどし一貫:自分の体以外に何も無い状態のこと

「裸百貫」については、多くの場合、「男は裸百貫」という表現が使われます。男は体以外何も無い状態でも非常に大きな価値があるという意味で、褒め言葉としてよく使われます。

「裸一貫」の英語訳

「裸一貫」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • having nothing except one’s body
    (体以外何も持たない)
  • start from nothing
    (何も無いところから始める)
  • make one’s fortune without anything to start with
    (始めるのに何も無い状態で財を築く)
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まとめ

以上、この記事では「裸一貫」について解説しました。

読み方 裸一貫(はだかいっかん)
意味 自分の体以外に何も無いということ
由来 「一貫」は一千文を表し、何も無い状態でも大きな価値のあることを指す
類義語 腕一本、裸百貫、ふんどし一貫など
英語訳 having nothing except one’s body (体以外何も持たない)

「裸一貫」の意味や使い方など、理解することはできたでしょうか。

自分の体以外に何も無い状態というのはあまり想像がつかないかもしれません。しかし、人生の中でそのような状態になる可能性は無きにしもあらずです。

仮にそのようになったとしても、自分の体さえあればなんとかなるという「裸一貫」という言葉をぜひ思い出してください。

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