「ハッカー」の意味とは?使い方から英語や類語までわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ハッカー」です。

「ハッカー」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。

☆「ハッカー」をざっくり言うと……

英語表記ハッカー(hacker)
意味コンピュータを異常にさせる人
語源英語の “hacker”
類義語クラッカー、アンオーソライズドなど

「ハッカー」とは?

ハッカー(hacker):コンピュータを異常にさせる人

「ハッカー」の意味を詳しく

「ハッカー」は、「コンピュータを操作して、通常とは異なる状態にする人のこと」です。特にコンピュータやインターネットだけではなく、電気回路などの知識を豊富に持っています。

その卓越した知識を利用して、コンピュータの仕組みや構造を明らかにします。そして、その仕組みを変更して、異常な状態にさせるのです。もちろん、一般人の技能ではとても真似できないようなテクニックを持った人たちです。

「ハッカー」の使い方

  1. 北朝鮮のハッカー集団のレベルはとても高い。
  2. 政府はハッカーを求人募集する。
  3. 「アノニマス」は、とても影響力を持ったハッカー集団だ。

「ハッカー」を使用するのは、その意味の特性上コンピュータに関することについて述べるときです。動詞や形容詞ではなく、名詞です。そのため、「ハッカーする」などの表現はしないので、注意しましょう。

③の例文は、人々に関する例文です。こちらもニュースてよく言及されます。「アノニマス」とは、「匿名」という意味です。つまり、匿名で世界中の人々から構成された「ハッカー」集団です。大きな権力を使って好き勝手している人たちの秘密を暴こうとする「ハッカー」集団です。

「ハッカー」の語源

「ハッカー」の語源は、英語の “hacker”です。 英語圏以外の国では、「ヘイカー、ヘイケル」と読みます。

さらに”hacker” という単語の語源を辿ってみると、 “hack” という単語が語源になっています。この単語の意味は、「仕事ぶりがとても慎重だ」です。「慎重でありながら、機転が効くので発想が柔軟」というニュアンスも含んでいます。

「ハッカー」の類義語

「ハッカー」には以下のような類義語があります。

  • クラッカー:悪意でコンピュータに侵入する人
  • アンオーソライズド:権限のない
「ハッカー」自身は、コンピュータの内部の状態や、電子回路を正確に把握できます。技術で問題の応急処置も可能です。そのため、コンピュータに関して機転が効く人たちとも捉えられるようになりました。これが「ハッカー」という単語が誕生した歴史です。

「クラッカー」は、「ハッカー」と同じようにコンピュータに関してずば抜けた知識を持っています。しかしながらその知識を悪事のために利用する人たちを「クラッカー」と言います。

新聞やメディアなどで、「クラッカー」と「ハッカー」の意味が混同して使われています。正しい意味はこちらですので、いざという時に覚えておくと役に立ちます。

 

「アンオーソライズド」は、「権限のない」という意味のカタカナ語です。しかしながら、難しくて長い単語なのであまり使われることがありません。

「アンオーソライズドアクセス」とすると、「権限のないアクセス」となります。つまり、「不正アクセス」のことです。使われる頻度は少ないですが、こうした言い方もあるので覚えておくと役に立ちます。

まとめ

以上、この記事では「ハッカー」について解説しました。

英語表記ハッカー(hacker)
意味コンピュータを異常にさせる人
語源英語の “hacker”
類義語クラッカー、アンオーソライズドなど

「ハッカー」は、知識があれば誰でもできます。ITが発達した時代では、重宝される人材でもあります。しかしながら難易度はとても高いです。

ぜひこの記事で「ハッカー」の意味や使い方を理解して、まずは「ハッカー」がどのようなものか理解してみませんか。