「把握(はあく)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「把握(はあく)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「把握」の意味をスッキリ理解!

把握(はあく):しっかりとつかむこと、よく理解すること

「把握」の意味を詳しく

「把握」には2つ意味があります。

  1. しっかりとつかむこと
  2. よく理解すること

①は、握りしめて手の中に収めることです。

一方、②は、「しっかりつかむ」という意味から転じて、物事の要点を正しく理解するという意味になりました。ビジネスシーンなどで「把握」が使われる場合は、「よく理解すること」の意味であることが多いです。

「把握」の使い方

  1. 現場が混乱しないように、状況を把握する。
  2. 配られた資料の内容を把握する。
  3. 他社の売り上げについては把握できていない。
  4. ご指示いただいた件については把握しました。

上記の4つの例文では「よく理解すること」の意味で「把握」が使われているものを挙げました。「しっかりとつかむこと」の意味の例文としては「政権を把握する」などがあります。

「把握」は動詞の「把握する」の形で使われます。「〇〇を把握する」の形に当てはまる代表的な表現は以下のようになります。

  • 状況を把握する
  • 事態を把握する
  • 内容を把握する
  • 流れを把握する
  • 問題点を把握する

③の例文では「把握できない」という表現が使われています。「把握できる」は正確に理解できる可能性が高いこと、逆に「把握できない」は理解できる可能性が低いことを意味します。

④の例文の「把握しました」は理解したことを報告するときに使います。ただし、敬語表現ではないため、目上の人に丁寧に伝えたい場合には「承知しました」が適切です。

 

他にも「把握」を用いた熟語を紹介します。

  • 把握力:物事をしっかり理解する能力
  • 現状把握:現在の状況を確認し、理解すること
  • 把握反射:赤ちゃんが何かに触れると握ろうとすること

「把握力」や「現状把握」はビジネスの場面でよく使われます。「状況把握力」はその場の状況を瞬時に理解する力を意味します。

「現状把握」は問題点を改善するために現状を理解する必要がある場面で用います。

「把握」の語源

「把握」は「把」、「握」いずれも「にぎる・つかむ」という意味の漢字です。「把」には柄やハンドルという意味もあります。

同じ意味の漢字を2つ重ねることによって「強くつかむ」という意味が表れています。

「把握」の類義語

「把握」には以下のような類義語があります。

  • 掌握:物事を意のままにすること
  • 納得:他人の考えや行動を理解し、認めること
  • 得心:よくわかって承知すること

「納得」は単に理解するだけでなく、心理的にも共感できる場合に使います。「得心」は「把握」よりも深く理解することができた場合に使います。

「把握」の対義語

「把握」には以下のような対義語があります。

  • 漫然:はっきりせず、内容を具体的につかむことができないこと

「把握」の英語訳

「把握」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • grasp
    (つかむ・理解する)

“grasp” は「把握」と同じように、「しっかりつかむこと」「よく理解すること」の2つの意味があります。

例文
  • The government worked to grasp the situation.(政府は状況の把握に努めた。)
  • He grasped me by the arm.(彼は私の腕をぎゅっと掴んだ。)

まとめ

以上、この記事では「把握」について解説しました。

読み方把握(はあく)
意味しっかりつかむこと
語源「にぎる・つかむ」という意味の漢字から
類義語掌握、納得、得心
対義語漫然
英語訳grasp

「把握」はビジネスシーンでの用途が多く、登場頻度も非常に高い言葉です。使い方はたくさんありますが、ぜひマスターしましょう。