ネット用語「ぐう聖」の意味と使い方をわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、ネット用語の「ぐう聖(ぐうせい)」です。

言葉の意味・使い方・由来・対義語についてわかりやすく解説します。

「ぐう聖」の意味をスッキリ理解!

ぐう聖(ぐうせい):ぐうの音も出ないほどの聖人

「ぐう聖」の意味を詳しく

「ぐう聖」とは、”ぐうの音も出ないほどの聖人”の略語です。つまり、反論の余地がないほどに素晴らしい人、という意味のネットスラングです。

「ぐうの音も出ない」とは、「弁解や反論の余地がない」という意味です。

「聖人」の意味は沢山ありますが、正しい意味としては「人格・徳行に優れており、理想的な人物として崇拝される人」が主です。

 

「ぐう聖」は、「聖人」ほどではなくても、優しい人や善い行いをした人に対して使うことが多いです。

「ぐう聖」の他にも、「ぐうの音も出ない」を言葉の頭に付けて「ぐう◯◯」と表すネットスラングはたくさんあります。

「ぐう聖」の使い方

  1. 上司がぐう聖だから仕事楽しすぎる。
  2. 焼肉奢ってもらった!◯◯さんマジぐう聖
  3. お前は本当に家族思いのぐう聖だなぁ。

「ぐう聖」の使い方として、上記の例文では2種類の使い方を挙げました。

①や②の例文のように、自分に関係のある出来事や人に対して使う場合と、③の例文のように自分とはまったく関係のない部分を褒める時に使う場合です。

いずれの例文でも、他者の優しさに対して使っていますね。

「ぐう聖」の由来

「ぐう聖」の誕生は対義語から

「ぐう聖」は、2009年頃のなんでも実況J・野球chという野球関係のトピックで誕生しました。特に、巨人の小笠原道大選手のスレッドで生まれたようです。

小笠原道大選手は、2006年まで日本ハムに所属し、同年に巨人に移籍した選手です。愛称は「ガッツ」です。

しかし、2ちゃんねるで巨人の小笠原と呼ばれているのは、実在の小笠原選手とは関係のない、架空のキャラクターのようなものです。愛称は「ガッツ」をもじった「カッス」です。

「カッス」と称されるに至る背景は、次の通りです。日本ハムからの複数年契約には合意せず、巨人の複数年契約には乗った小笠原選手は、2ちゃんねるのなんでも実況J 内で「畜生」という名称をつけられ、野球chには小笠原選手を批難するスレが多数立てられていました

 

このような「鬼畜」さを大袈裟に強調して生まれたのが「カッス」です。そして、その流れで「カッスはぐうの音も出ない程の畜生」というフレーズも誕生しました。

「ぐう畜」の対義語としての「ぐう聖」

その略語の「ぐう畜」の対義語として生まれたのが、「ぐう聖」です。

それでは、2ちゃんねる内で「ぐう聖」と呼ばれている人物もご紹介しておきます。

 

主に「ぐう聖」と称されているのは、長野久義選手です。長野久義選手は現在広島東洋カープ所属に所属する野球選手です。

長野選手の「ぐう聖」エピソードは沢山ありますが、その中でも彼が活躍した試合後、報道陣に向けて手を合わせ「長野に笑顔はなかった、でお願いします。」と応えたというエピソードが有名です。

これは、打てなかったチームメンバーの気持ちを配慮したものだったそうすが、このような行為が「ぐう聖」と評価されているようですね。

「ぐう聖」の対義語

「ぐう聖」には以下のような対義語があります。

  • ぐう畜:ぐうの音も出ないほどの畜生。とても性格が悪いこと。

由来である「ぐう畜」が元となっているため、対義語としても「ぐう畜」が挙げられます。

派生する「ぐう正(ぐうの音も出ないほどの正論)」なども、同じ音で使われているため混同されやすいですが、意味が微妙に異なるため、注意が必要です。

まとめ

以上、この記事では「ぐう聖」について解説しました。

読み方ぐう聖(ぐうせい)
意味ぐうの音も出ないほどの聖人。反論の余地がないほどに素晴らしい人
由来2ちゃんねるのスレッドで誕生した「ぐう畜」の対義語
対義語ぐう蓄(ぐうちく)

もともとは「ぐう畜」というスラングから誕生したのが「ぐう聖」なのです。独特な由来を押さえて、日常で「ぐう聖」を使ってみてくださいね。