「ギター」と「ウクレレ」は見た目が似ている弦楽器です。しかし、二つの楽器は全く異なる特色を持っています。
この記事では、「ギター」と「ウクレレ」の違いを説明します。
結論:「ウクレレ」は小型で弦が4本
「ギター」は、弦が 6 本で、大型です。
「ウクレレ」は、弦が 4 本で、重さは「ギター」の 1/6 です。
「ギター」についてもっと詳しく
ギターは、リュート属に分類される弦楽器です。指やピックで弦を弾くことによって音を出す仕組みです。幅広いジャンルの音楽で用いられます。例えば、クラシック音楽、ジャズ、ロックなどで使用されています。ジャンルを問わず親しまれています。
ギターは、6 本の弦を持ちます。ギターを持った時に、一番上の弦は音域が高く、下に向かって音域が低くなります。上から、「EADGBE」の音を奏でています。弦の種類、材質、太さはギターの音色に大きな影響を持っています。主流は 6 本ですが、4 本のものから 18 本のものまで存在しています。
通常は利き腕の反対側の手でギターを支え、利き腕の手で弦を弾きます。利き腕の反対側の手は、弦を押さえつけてコードを奏でます。押さえる弦を変えることによって音に変化が生まれます。
利き腕の手は弦を弾きます。弾き方を変えることによって、音の強弱が生まれます。6 本の弦を全て弾くストローク奏法や、1 本ずつ弦を弾くアルペジオ奏法などがあります。
「ウクレレ」についてもっと詳しく
ウクレレは、ギター同様にリュート族の弦楽器です。奏法はギターと全く同じです。4 つの弦を指を弾きながら音を奏でます。弦は、上から「GCEA」の音を出します。上の弦の音域が低く、下の弦の音域が高い仕組みです。
ハワイアン音楽に使用されることが多いです。ウクレレは、ハワイ語で「飛び跳ねる」という意味を持ちます。小さな楽器の上で指が素早く動く様子を表現しています。
ウクレレはギターよりも初心者にお勧めです。なぜなら、指 1 本で押さえられるコードも多く、取り掛かりやすい楽器だからです。楽しいと思えるようになるまでの時間がギターより早いと言えます。また、ギターと比較して弦を交換する手間も少ないため、メンテナンスも楽です。
どちらも奥深い楽器であり、技術を高める大変さは同じです。
「ギター」と「ウクレレ」の主な違い
大きさの違い
- クラシックギター:1.6㎏
- エレキギター:4㎏
- ウクレレ:400g
ウクレレはギターよりも小さい楽器です。重さも軽量です。そのため、持ち運びを簡単にすることが出来ます。
弦の違い
- ギター:6 本の弦。それぞれの弦は 650㎜。
- ウクレレ:4 本の弦。それぞれの弦は 346㎜。
ギターの弦が長さはウクレレのおよそ 2 倍です。また、ギターは上の弦の音域が高く、下の弦が低いです。ウクレレは逆です。ウクレレは上の弦の音域が低いです。
音色の違い
- ギター:伸びやかな音色
- ウクレレ:柔らかな音色
ウクレレの方が高い音程です。低音が弱く、柔らかい音色が特徴です。
ちなみに、ギターを弾くと音に怯えて犬や猫は離れます。しかし、ウクレレを弾くとその場で昼寝をするそうです。赤ちゃんもウクレレを聞きながら昼寝ができます。それほど、ウクレレの音質とボリュームは柔らかいと言えます。
まとめ
以上、この記事では、「ギター」と「ウクレレ」の違いを説明しました。
- ギター:弦が 6 本で、伸びやかな音を奏でる弦楽器
- ウクレレ:弦が 4 本で、高音を奏でる弦楽器
「ギター」と「ウクレレ」は全く異なる二つの楽器です。気分に合わせて、両者を楽しみましょう!