ことわざ「英雄色を好む」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「英雄色を好む」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「英雄色を好む」の意味をスッキリ理解!

英雄色を好む(えいゆういろをこのむ):才能や実力がある人は、何事にも精力的なため好色でもあることが多い

「英雄色を好む」の意味を詳しく

「英雄色を好む」とは、「才能や実力がある人は、何事にも精力的なため好色でもあることが多い」という意味のことわざです。

まずは、「精力的」「好色」の意味を詳しく見ていきましょう。

  • 精力的:活動する力のあふれるさま・疲れを見せずに物事に積極的に対処していくさま
  • 好色:美しい容姿の女性が好きなこと・女好きであること

つまり、「才能があり、優れたことを成し遂げるような人は、何事にも積極的で活気に満ちているので、女性関係も積極的で派手である」という意味のことわざです。

「英雄色を好む」の使い方

  1. 英雄色を好むなんて考えは時代遅れだ。
  2. 英雄色を好むと言うから、彼には何人もパートナーがいることだろう。

「英雄色を好む」の由来

「英雄色を好む」の言葉の意味は以下のようになっています。

  • 英雄:すぐれた才知・実力を持ち、非凡な事をなしとげる人
  • 色を好む:様々な女性と交際する男性のこと・性的な活力に溢れている人のこと

「英雄」の意味

「英雄」と言われると、ゲームで怪物を倒す主人公などを想像しがちです。もちろん、怪物を倒し、地球を救う人物は「英雄」と呼べます。

しかし、「英雄」の意味は「才能がある者」「優れたことを成し遂げた人」です。国や世界を救った人だけが「英雄」ではありません。

現代の現実社会における「英雄」は、ビジネスや芸術創作、スポーツなどで優れた実力を発揮し、普通ではできないような行為をなしとげた人のことを意味します。

「色を好む」の意味

「色を好む」とは、「様々な女性と交際する男性のこと」や「性的な活力に溢れている人」を表す言葉です。

現代風に言えば「女好き」と言い換えることができます。

「英雄色を好む」のエピソード

「英雄色を好む」ということわざの由来となったエピソードなどは明らかになっていません。

日本では、福沢諭吉が男女交際や社会について速記者に口述したものを記した『福沢先生浮世談』の中で、「英雄色を好む」という言葉が登場しています。

『福沢先生浮世談』が出版された1898年当時には一般的に使われていた言葉だったことがわかります。

 

また、「英雄色を好む」ということわざに当てはまる人物としては、ガイウス・ユリウス・カエサルが有名です。

彼は、共和政ローマ期の政治家・軍人です。軍人としても政治家としても才能を発揮しました。

カエサルは複数の妻と愛人を持っており、クレオパトラも愛人のひとりでした。

「英雄色を好む」の類義語

「英雄色を好む」には以下のような類義語があります。

  • 英傑(えいけつ)色を好む:才能や実力がある人は、何事にも精力的なため好色でもあることが多い
  • 女遊びは芸の肥やし(おんなあそびはげいのこやし):女遊びが芸を身につけるにあたって有益であること

「英雄色を好む」の英語訳

「英雄色を好む」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Great men have great fondness for the sensual pleasures.
    (偉大な男性は、色ごとがとても好きである)

まとめ

以上、この記事では「英雄色を好む」について解説しました。

読み方英雄色を好む(えいゆういろをこのむ)
意味才能や実力がある人は、何事にも精力的なため好色でもあることが多い
由来由来となったエピソードは特になし
類義語英傑色を好む
女遊びは芸の肥やし
英語訳Great men have great fondness for the sensual pleasures.
(偉大な男性は、色ごとがとても好きである)

「英雄色を好む」という考えが、現代で認められるかはさておき、意味は理解できるようにしておきましょう。

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年間100冊読む本の虫。InstagramよりTwitter派。 大学でも、精神分析を学びながら文章の書き方を日々勉強しています。 「言葉」と「心理学用語」の執筆が得意です。