「グレー」という色は日本語に訳すと灰色のことなので、みなさんがよく知る色だと思います。ねずみ男などがこの色をしていますよね。
また、「チャコール」という色は「グレー」ほどの知名度はありませんが、ファッションに詳しい人ならばよく聞く色だと思います。
ところで、「グレー」と「チャコール」は同じような色というイメージがありますが、本当に同じ色なのでしょうか。
今回はそれについて解説していきたいと思います。
結論:違う色
まず、「グレー」は黒と白を混ぜることによってできる色の総称です。
一方、「チャコール」は一般的には黒に近い灰色のことを指します。
「グレー」をもっと詳しく
グレーは黒と白を混ぜることによってできる色の総称です。
日本ではねずみ色と呼ばれる場合もあります。
そして、グレーは一般的には16進表記では(#797979)、RGBでは(121,121,121)、それからCMYKでは(0,0,0,52)が近い色とされています。
ちなみに、色の16進表記とは、「♯」の記号の後に16進法で表した色の三原色の濃さを表記する色の指標です。
そして、基本的には6ケタの英数字で表していますが、はじめの2ケタが赤色の濃さを、まんなかの2ケタが緑色の濃さを、最後の2ケタが青色の濃さを表しています。
また、16進法では0~9までの数字のほかにA~Fの記号が使われます。
そして、色は00の場合が一番薄く、FFの場合が一番濃くなっています。
また、RGBとは光の三原色のそれぞれの濃さを3ケタの数字で表記する色の指標です。そして、色の三原色とは赤、緑、青のことですが、光なのでこれらの色が重なり合うほどに色は明るくなります。
そして、CMYKとは4つの色の濃さであらゆる色を表現する色の指標で、これは重なり合うほど暗くなります。ちなみに、4つの色はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックです。
そして、この色の指標は印刷業界でよく使われています。
「チャコール」をもっと詳しく
チャコールは一般的には黒に近い灰色のことを指します。
この色はチャコールグレーやチャコールブラックと呼ばれる場合もあります。
そして、一般的に黒に近い灰色のことを指してチャコールと呼ぶ場合が多いでしょう。
そのため、数多いグレーの色名のひとつと言うこともできるでしょう。
そして、16進表記では(#4E4854)が、RGB表記では(78,72,84)、CMYKでは(7,14,0,67)が近い色になっています。
まとめ
以上、この記事では、「グレー」と「チャコール」の違いについて解説しました。
- グレー:黒と白を混ぜることによってできる色の総称
- チャコール:一般的には黒に近い灰色のこと
このように、「チャコール」を指して「グレー」を呼ぶことは可能ですが、「グレー」を指して「チャコール」と呼ぶことはできません。注意して使っていきたいですね。