今回ご紹介する言葉は、熟語の「豪気(ごうき)」です。
言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「豪気」をざっくり言うと……
読み方 | 豪気(ごうき) |
---|---|
意味 | 気が強く、威勢が良いさま。また、程度がはなはだしいさま。 |
類義語 | 勇猛、武勇、豪胆など |
対義語 | 臆病、卑怯、気弱など |
英語訳 | aggressive(押しの強い) |
「豪気」の意味をスッキリ理解!
「豪気」の意味を詳しく
「豪気」は、「ごうき」と読む場合と「ごうぎ」と読む場合があります。意味は2通りあります。
1つ目は、「気が強く、威勢が良いさま」という意味です。「豪」という漢字には、「威勢が良いさま」「男気がある」「強い」などの意味があります。「気」は、人などの様子を表します。
2つ目の意味は、「程度がはなはだしいさま」です。こちらは、「ごうぎ」と読む場合のみの意味になります。「豪」は、「並外れている」や「大いに」という意味も持ちます。このことから、程度がとても大きい様子も表します。
「豪気」は、「剛気」と書くこともあります。また、「ごうぎ」と読む場合には、「豪儀」や「強気」と表記することもあります。
「豪気」の使い方
- あてがないまま海外に行くとは、彼は豪気な人だ。
- そのテニス選手は、豪気ながらも基礎に忠実なプレーをする。
- もし、1000万円の宝くじが当たったら、全額豪気に使ってみたい。
①の「豪気」は、「威勢が良い」という意味です。「豪気な人」や「豪気な性格」など、人の性質を表現する際に使われます。
②でも「威勢が良い」という意味で「豪気」が使われています。
③の「豪気」は、「豪快」のように程度のはなはだしさを表しています。
「豪気」の類義語
豪気には以下のような類義語があります。
- 勇猛(ゆうもう):非常に強く、勇ましいさま
- 武勇(ぶゆう):勇気があり、戦いに強いこと
- 豪胆(ごうたん):肝が座り、物事に動じないさま
- 豪勇(ごうゆう):勇気があり強いさま
- 壮大(そうだい):程度が大きいこと
「豪気」の対義語
豪気には以下のような対義語があります。
- 臆病(おくびょう):気が弱く、ビクビクしているさま
- 卑怯(ひきょう):正々堂々としていないさま
- 気弱(きじゃく):気が弱いこと
- 小心(しょうしん):気が小さく、ビクビクしているさま
- 小胆(しょうたん):気が小さいこと
「豪気」の英語訳
豪気を英語に訳すと、次のような表現になります。
- grand
(壮大な、程度が大きい) - aggressive
(押しの強い) - strong-minded
(気が強い)
“grand” は、物に用いる場合は「程度が大きい」、人に用いる場合は「威厳のある、堂々とした」という意味になります。
“That’s grand.(それは豪気だね)”・ “She is grand.(彼女は偉大だ)” といった使い方があります。
“aggressive” は、「押しが強い」や「攻撃的な」という意味です。人の性質などを表す際に使われます。 “She is aggressive.(彼女は押しが強い)” のように使います。
“strong-minded” は、「気が強い」という意味です。 “He is a strong-minded guy.(彼は気の強い男だ)” のように、人の性格を表します。日常会話の中でも使うことが多いです。
まとめ
以上、この記事では「豪気」について解説しました。
読み方 | 豪気(ごうき) |
---|---|
意味 | 気が強く、威勢が良いさま。また、程度がはなはだしいさま。 |
類義語 | 勇猛、武勇、豪胆など |
対義語 | 臆病、卑怯、気弱など |
英語訳 | aggressive(押しの強い) |
「豪気」は、会話の中や文章でも使われる熟語です。しかし、正しい意味を理解していない人も多いです。ぜひ意味を覚え、正しく使えるようにしましょう。