四字熟語「後生大事(ごしょうだいじ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「後生大事(ごしょうだいじ)」です。

言葉の意味・使い方・由来・英語訳についてわかりやすく解説します。

スポンサードリンク

「後生大事」の意味をスッキリ理解!

後生大事(ごしょうだいじ):何かをとても大切にすること

「後生大事」の意味を詳しく


「後生大事」とは、何かをとても大切にすることです。主に、人が物に対して執着しすぎていることを揶揄するときに使われます。

また、何かに集中して取り組むことという意味もあります。

「後生大事」は「後生一大事」の略で、もともとは死後の安楽を願うことという意味です。

 

「後生」とは、死後に生まれ変わった世界のこと、つまり来世のことです。また、来世で極楽に生まれ変わることを言います。

「後生」を「こうせい」と読み間違えないように注意しましょう。

スポンサードリンク

「後生大事」の使い方

「後生大事」は、以下のように使われます。

  1. 彼は、ガラクタとも思われるようなものをいつまでも後生大事にとっておいていた。
  2. 私は、昔祖父からもらったキーホルダーを後生大事に持っている。
  3. 彼はこれまで怠けていた分を巻き返すべく、後生大事に勉強に取り組んでいる。
①は、大事にしていることを揶揄するニュアンスを含む例文です。周りから見たら大切にする価値がないと思われるようなものを、いつまでも大事にしている様子を表しています。

②は、揶揄するニュアンスを含まない例です。

③は、「後生大事」を「集中して物事に取り組んでいること」という意味で使った例です。

「後生大事」の由来

「後生大事」は、もともと仏教の言葉として使われていました。

仏教には様々な宗派がありますが、基本的に「人の人生は苦であり、人は輪廻の中で永遠に転生し続ける」という考え方があります。その苦しみから抜け出し、来世で安楽を手に入れるために、修行をしたりお経を唱えたり、祈祷をしたりするのです。

「後生大事」は、そのように来世の安楽を願ったり、ひたすら善行を積んで仏道に励んだりすることを指す言葉として使われていました。

スポンサードリンク

「後生大事」の英語訳

「後生大事」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • take great care of
    (とても大切にする)
  • for dear life
    (必死に、死に物狂いで、とても大切に)
  • with religious zeal
    (宗教的な熱意で)
  • with utmost devotion
    (最大限の祈祷で)

1つ目は、「物をとても大切にする」という意味の英語訳です。

2つ目は、何かを大切にするために一生懸命になっている様子を表した英語訳です。

3つ目と4つ目は、「後生大事」のもともとの意味である来世の安楽を願ったり、ひたすら善行を積んで仏道に励んだりしていることの英語訳です。

それぞれを用いた例文は以下の通りです。

例文
  • I decided to take care of this watch. It is my father’s keepsake.
    (この腕時計を一生大切にすると決めた。父の形見なのだ。)
  • She clung for dear life.
    (彼女は後生大事とすがった)
  • My mother held on to that amulet with religious zeal.
    (母親は、そのお守りを後生大事にとっておいた。)
  • With utmost devotion, a vow will be fulfilled.
    (懸命に祈れば、誓いは果たせるだろう。)

まとめ

以上、この記事では「後生大事」について解説しました。

読み方後生大事(ごしょうだいじ)
意味何かをとても大切にすること
由来仏教の言葉
英語訳take great care of(とても大切にする)

このように、仏教の言葉から派生して生まれた四字熟語もあります。今使われている言葉が、数十年後数百年後には今とは異なる意味で使われているかもしれませんね。

「後生大事」の意味と使い方を覚え、正しく使えるようにしましょう。

スポンサードリンク