「語彙(ごい)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「語彙(ごい)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「語彙」の意味をスッキリ理解!

語彙(ごい):ある特定の範囲において用いられる単語の総体

「語彙」の意味を詳しく

「語彙」の意味は、「ある特定の範囲において用いられる単語の総体」です。

「ある特定の範囲」とは、主に言語・地域・分野・人・作品などを示しています。

具体例を用いて説明しましょう。

特定の範囲の例表現例意味
日本語(言葉)日本語の語彙日本語の単語の総数
Aさん(人)Aさんの語彙Aさんが知っている単語の数

このように定められた範囲の中で使われうる語の全体を意味する言葉が「語彙」です。

ここで「ある特定の範囲」がである場合に、「語彙」は2種類に分けることができることを紹介します。

  • 認知語彙:全体の文章からなんとなく意味を推察できる程度の理解の言葉
  • 使用語彙:意味を理解し、自分で使いこなすことのできる言葉

また、「語彙」は稀に「ある特定の範囲の単語を集めて、配列した書物」という意味で使用されることがあります。

この場合は単語の総数ではなく、書物そのものを「語彙」と意味しているので注意しましょう。

「語彙」の使い方

  1. 私は語彙が乏しいので、よくからかわれる。
  2. この辞書は語彙が豊富で使いやすい。
  3. 日本語は語彙が豊富な言語であると言われている。

例文のように「語彙が豊富だ」「語彙が乏しい」という表現によって、用いることのできる単語の総数が多いのか、少ないのかを表します。

ただし、「語彙」は単語の総体を表すので、ひとつひとつの語句に対して用いることはできません。たとえば『「食べる」という語彙は〜』などの表現はできません。

「語彙」の語源

「語彙」の漢字の意味はそれぞれ以下の通りです。

  • :言葉
  • :集める、仲間

この2つの漢字を掛け合わせると「言葉を集める」になります。

ここから「語彙」は「ある特定の範囲において用いられる単語の総称」という意味で用いられていると考えられます。

「語彙」の類義語

「語彙」には以下のような類義語があります。

  • 語気:話し言葉の調子や勢いのこと
  • 語彙力:単語や言葉を知っていて使いこなせる能力

また、類義語ではないですが、「語彙」との区別が難しい言葉を以下に掲載します。

  • 単語:言語音と意味と文法上の機能をもつ最小の言語単位
  • 語句:単語のひとまとまりや区切り
  • 熟語:2つ以上の単語や漢字が結合してできた語

「語彙」は「単語」の総体であるため、最小の言語単位の数を合わせたものと認識しておきましょう。

「語彙」の英語訳

「語彙」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • vocabulary
    (語彙、語彙力)

「語彙」、「語彙力」はいずれも英語では”vocabulary”と表現されます。日本語のように意味上の区別はありません。

“vocabulary”を用いた例文は以下の通りです。

例文
  • I want to expand my vocabulary. (私は語彙を増やしたい。)
  • He has an extensive vocabulary. (彼は語彙が豊富だ。)
  • My vocabulary was poor. (私は語彙が乏しかった。)

「語彙を増やす」はexpand one’s vocabulary以外にも、build up one’s vocabularyやincrease one’s vocabularyと表されます。

まとめ

以上、この記事では「語彙」について解説しました。

読み方語彙(ごい)
意味ある特定の範囲において用いられる単語の総体
語源「言葉」、「集める」という意味の漢字から
類義語語気、語彙力など
英語訳vocabulary(語彙、語彙力)

「語彙」の意味は理解できたでしょうか?「語彙力」や「語彙量」など「語彙」が元となってできた単語もいくつか存在するので、「語彙」の基本的な意味を押さえておくと便利です。ぜひこの機会に正しい使い方を覚えましょう。