「ジェネラル」の意味とは?使い方から英語や対義語や類義語まで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ジェネラル」です。

「ジェネラル」の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「ジェネラル」をざっくり言うと……

英語表記ジェネラル(general)
意味一般的な・総体的な
語源英語の “general”
類義語全体的、概括的
英語訳general

「ジェネラル」の意味をスッキリ理解!

ジェネラル(general):一般的な・総体的な

「ジェネラル」の意味を詳しく

「ジェネラル」には、名詞と形容詞の二つの使い方があります。

「ジェネラル」の意味
  1. 将軍
  2. 一般的な・総体的な

名詞の「ジェネラル」は「将軍」という意味を持ちます。「将軍」は軍を指揮する大将のことを指し、日本では「征夷大将軍」の略称としても使われます。

形容詞として使用される「ジェネラル」は、「一般的な」「総体的な」という意味になります。

ビジネス上での「ジェネラル」

「ジェネラル」は、ビジネスでも使われることが多い言葉です。「ジェネラル」がつくビジネス用語を四つ紹介します。

「ジェネラル」がつくビジネス用語
  • ジェネラルマネージャー:総責任者・総支配人
  • ジェネラリスト:幅広い知識を持つ人
  • ジェネラル・ストライキ:企業や組織の壁を越えて行われる、大規模なストライキ
  • ジェネラルスタッフ:経営上の意思決定をサポートするため、調査や企画などを担当する部門や担当者

ジェネラルマネージャー

「ジェネラルマネージャー」は、「総責任者」や「総支配人」を意味します。ビジネスの場面では、最も責任の重い役職になり、一つの事業を総括する役割があります。

ジェネラリスト

「ジェネラリスト」は、「幅広い知識や経験、技術などを持っている人」を意味します。日本の企業では、管理職や総合職の方を「ジェネラリスト」と表すことが増えています。

ジェネラル・ストライキ

「ジェネラル・ストライキ」は、全国規模のストライキのことを指します。「ゼネラル・ストライキ」、略して「ゼネスト」とも呼ばれます。

労働者が一企業単位で行うストライキに対して、「ジェネラル・ストライキ」は、企業や組織の枠を越えて行われる大規模なストライキです。

ジェネラルスタッフ

「ジェネラルスタッフ」は、「経営上の意思決定に関わり、調査や企画を通じて、全社的な見地から会社経営を判断するスタッフ」を指します。

「ジェネラルスタッフ」の役割は、あくまでも経営陣を援助することなので、決定権は持ちません。

「ジェネラル」という言葉は企業名にも使用されることが多くなっています。米国企業では「ゼネラル・モーターズ」や、電子機器メーカーの「ゼネラル・エレクトリック・カンパニー」が有名です。

「ジェネラル」の使い方

  1. 次の治療は、ジェネラルホスピタルジェネラリストに担当してもらうことにした。

上の例文のように、「ジェネラル」は、医療やスポーツの世界でも使われています。

医療用語の「ジェネラル」

医療用語においても「ジェネラル」は使用されます。

医療用語の「ジェネラル」
  • ジェネラルホスピタル:総合病院
  • ドクタージェネラル:総合診療医
「ジェネラルホスピタル」とは、内科や外科、産婦人科、耳鼻咽喉科などの主な病気の診療を受けることができる「総合病院」を指します。

2010年にNHKで放送された「総合診療医ドクターG(ドクタージェネラル)」という番組で、「総合診療医」のことを「ドクタージェネラル」と呼んだことで誕生した用語です。そのため「ドクタージェネラル」は、正式な医療用語ではありません。

医学以外の「ジェネラリスト」と区別するためにつけられた呼び方で、医療関係者の一部ではこの言葉の意味が浸透しています。

医療の世界では、年齢や性別、臓器や体などを限定することなく診療する医師のことを「ジェネラリスト」と呼びます。

「ジェネラル」の語源

「ジェネラル」の語源は英語の “general” です。

日本におけるカタカナ語の「ゼネラル」は、「ジェネラル」の慣用的な言い方として使用されています。そのため「ジェネラル」が正しい発音になります。

日本では「ジェネラル」を名詞として単体で使うことはありません。「ジェネラル〇〇」のように肩書や名詞につく形容詞として使われるのが一般的です。

「ジェネラル」の類義語

「ジェネラル」には以下のような類義語があります。

  • 全体的(ぜんたいてき):物事の一部分ではなく、それ全体を対象として捉えている様子
  • 概括的(がいかつてき):特定の分野や専門にこだわらず、おおまかに全体からみた様子

「ジェネラル」の対義語

「ジェネラル」には以下のような対義語があります。

  • スペシャル:特別

「一般的な」という意味の「ジェネラル」の対義語は、「特別」という意味を持つ「スペシャル」が挙げられます。

「ジェネラル」の英語訳

「ジェネラル」には以下のような英語訳があります。

  • general (一般的な・総体的な)

まとめ

以上、この記事では「ジェネラル」について解説しました。

英語表記ジェネラル(general)
意味一般的な・総体的な
語源英語の “general”
類義語全体的、概括的
英語訳general

「ジェネラル」は、「一般的な・総体的な」と意味を持つカタカナ語です。「ジェネラル」を含んだ用語は、「ジェネラルホスピタル」「ドクタージェネラル」など多く存在しています。「ジェネラル」の本来の意味を理解し、適切に使用するようにしましょう。