「眼福(がんぷく)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「眼福(がんぷく)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「眼福」の意味をスッキリ理解!

眼福(がんぷく):珍しいもの、美しいものなどを見ることができた幸せ

「眼福」の意味を詳しく


「眼福」は「眼の福」という字の通り、「美しいものや綺麗なもの、貴重なものなどを見ることの幸せ」という意味です。

視覚的な情報によって幸福を得られること、見ているだけで幸せを感じること、また癒しを与えてくれる存在を見た時の多幸感などを表します。

「眼福」の使い方

  1. 綺麗な女性を見るのは、まさに眼福と言える。
  2. ルーブル美術館に飾られていた絵画から眼福を得た。
  3. 素敵なコレクションを眼福にあずかり、ありがとうございました。
  4. ベルギーの景色を見ることができ、眼福の極みだ。
  5. 美しい宝石を見て、眼福を味わう。
  6. このような素晴らしい絵画展に来ることができ、私は眼福に恵まれた。

①は特別美しいものを見ることができて幸せだ、という意味です。

②~⑥のように、「眼福」は特定の言葉とセットで使われることが多いです。それぞれの意味は、以下の通りです。

「眼福」を用いたフレーズ
  • 眼福を得る:素晴らしいものを見た際の幸福を得ること
  • 眼福にあずかる:素晴らしい物を見せてもらうこと
  • 眼福の極み:特別なものを見て、最上級の幸せを噛み締めること
  • 眼福を味わう:特別なものを見て得られた幸せを楽しむこと
  • 眼福に恵まれる:特別なものを見られる機会を、運よく与えられること

「眼福」の語源

「眼福」という言葉の由来は、中国語からきていると言われています。中国では、眼福以外にも「口福」「耳福」という熟語も存在します。意味は以下の通りです。

  • 口福(こうふく):美味しいものを食べて感じる満足感
  • 耳福(じふく):美しい音や音楽を聴いて感じる満足感

中国語で「口福」は「コウフク」、「耳福」は「アーフウ」と読みます。

「眼福」の類義語

眼福には以下のような類義語があります。

  • 目(め)の保養(ほよう):美しいものや綺麗なものを見て楽しむこと
  • 目(め)もあや:まぶしいほど美しく立派なこと
  • 目(め)の薬(くすり):見て慰めになるもの、見て楽しませてくれるもの
  • 目(め)の正月(しょうがつ):美しいものやめずらしいものを見て楽しむこと

「目もあや」には上記の意味以外にも「意外で驚きあきれること」「目もつぶれるほどひどい様」などの意味もあります。使用する際には、これらの意味に誤って取られないよう注意しましょう。

「眼福」の対義語

眼福には以下のような対義語があります。

  • 見苦(みぐる)しい:見るに堪えない、みっともない様
  • 見(み)るに堪(た)えない:あまりに惨めで見ていられない
  • 目(め)も当(あ)てられない:あまりにひどく、見ていられない

「眼福」の英語訳

眼福を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • feast for the eyes
    (目を楽しませてくれるもの)
  • eye candy
    (魅力的で目の保養になるものや人)
“eye candy”には、「見た目は魅力的だが、面白さや有用性がないものや人」、つまり「本質は良くないもの」という意味が含まれる場合もあります。

褒め言葉と思って使用すると思わぬニュアンスで伝わってしまう可能性があります。人に対して使用する際には注意しましょう。

まとめ

以上、この記事では「眼福」について解説しました。

読み方眼福(がんぷく)
意味珍しいもの、美しいものなどを見ることができた幸せ
語源中国語の「眼福」から。
類義語目の保養、目もあや、目の薬など
対義語見苦しい、見るに堪えない、目も当てられない
英語訳feast for the eyes(目を楽しませてくれるもの)

「眼福」の正しい使い方を理解し、日常生活でも使用してみましょう。