四字熟語「眼高手低(がんこうしゅてい)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「眼高手低(がんこうしゅてい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「眼高手低」の意味をスッキリ理解!

眼高手低(がんこうしゅてい):物事を見極める能力は高いが、実際に行動する能力は低いこと。また、理想は高いが、実力が低いこと。

「眼高手低」の意味を詳しく

「眼高手低」は、「眼(め)高く、手(て)低し」と訓読されます。これをさらに読みやすくすると、「眼が高く、手は低い」となります。

「眼」は、「物事の良し悪し(よしあし)を見極める能力」を表します。ですから、「眼が高い」とは「判断力が高い」ということです。

また、「手」は「判断したことに基づいて、実際に行動する能力」を指します。つまり、「手が低い」とは、「実現する能力が低い」ということなのです。

したがって、「眼高手低」には、「物事を見極める能力があるものの、その分析をもとに実行する能力はもっていない」という意味があることがわかります。

 

また、この意味から派生して「高い理想を思い描いているものの、その理想を実現するための能力が伴っていない」という意味も生まれました

なお、「眼高手低」を「眼光手低」と書くのは誤りですから、気をつけましょう。

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「眼高手低」の使い方

  1. 彼女は優れた映画評論家だ。その能力を見込まれて、映画監督の仕事も始めたのだが、作品の出来栄えは悪かった。まさに眼高手低だ。
  2. 彼は、彫刻作品を的確に批評することができる。しかし、実際に彼が彫刻をしようとすると、あまり良いものができないので、眼高手低だ。
  3. 弟は、「1ヶ月後のマラソン大会で1位の成績を収めたい」と言っている。しかし、彼は今までマラソンを経験したことがないのだから、眼高手低と言わざるを得ない。
1つ目と2つ目の例文では、「眼高手低」が「物事を見極める能力は高いが、実際に行動する能力は低い」という意味で使われています。

この意味で用いられるとき、「眼高手低」は創作物に関する文脈で登場することが多いです。

たとえば、1つ目の例文では、「映画を批評する能力が高いものの、実際には上手に映画を製作することができない」という人について書かれていますね。また、2つ目の例文は、「彫刻の美しさを理解しているものの、自身の彫刻スキルは低い」という人についての説明です。

映画と彫刻はどちらも、創作物ですね。このほかに、絵や音楽なども創作物に含まれます。

 

3つ目の例文では、「眼高手低」が「理想は高いが、その理想を実現するための能力が伴っていない」という意味で使われています。

「眼高手低」の類義語

「眼高手低」には以下のような類義語があります。

  • 志大才疎(しだいさいそ):目標は立派だが、目標を達成する才能には欠けていること
  • 紙上談兵(しじょうだんぺい):理屈だけで話し合っているようでは、実際の行動には活かせないこと

上記の四字熟語は、「眼高手低」がもつ2つの意味のうち、「物事を見極める能力は高いが、実際に行動する能力は低いこと」と共通していますね。

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「眼高手低」の英語訳

「眼高手低」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • good at criticizing but hopeless at getting anything done
    (批判をすることは上手だが、何かをやり遂げる見込みはない)

この英語訳は、「眼高手低」の「物事を見極める能力は高いが、実際に行動する能力は低いこと」という意味に対応しています。

まとめ

以上、この記事では「眼高手低」について解説しました。

読み方 眼高手低(がんこうしゅてい)
意味 物事を見極める能力は高いが、実際に行動する能力は低いこと。また、理想は高いが、実力が低いこと。
類義語 志大才疎、紙上談兵
英語訳 good at criticizing but hopeless at getting anything done(批判をすることは上手だが、何かをやり遂げる見込みはない)

物事の良し悪しを見極めたり、高い理想をかかげたりするのは、素晴らしいことです。

しかし、その判断や考えを実際の行動に結びつけると、さらに良い結果に繋がりますね。ですから、「眼高手低」を乗り越えることが大切です。

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