同じようで違う!「投資」と「投機」と「ギャンブル」の違い

違いのギモン

日本にはお金は努力して稼ぐものだ、という考えかたがあります。

なので、楽をしてお金を儲けることは毛嫌いされる傾向にあります。

そのため、日本人は「投資」を行うことが少ないです。

 

そして、「投資」を「投機」や「ギャンブル」などと同じようなものだととらえている人も多いのではないでしょうか。

確かに、多数の人が何かにお金を出し合い、出したお金以上のお金が戻ることを期待する点は同じです。

しかし、この3つは全て違うものです。

そこで、今回は「投資」と「投機」と「ギャンブル」の違いについて解説していきたいと思います。

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結論:全体としての儲けが減るか変わらないか増えるかが違う

まず、「投資」では多数の人が出したお金の合計が増えることが期待できます。

次に、「投機」では多数の人が出したお金の合計はほとんど変わりません。

そして、「ギャンブル」では多数が出したお金の合計は必ず減ります。

つまり、「投資」と「投機」と「ギャンブル」では多数の人が出したお金の合計がどう変わるかが異なるのです。

「投資」をもっと詳しく

投資では多数の人が出したお金の合計が増えることが期待できます。

ちなみに、「投資」とはもともとは事業を行うための元手である資本として出資することを表していました。

そして、もしその事業が成功したら投資された資本の合計は増えていきます。

そうしたら投資を行った人はもうけた分の配当を受けることができます。

株主に対する配当などがその例としてあげられるでしょう。

 

つまり、投資では場合によっては全員がもうけることができるのです。

ちなみに、このようなお金を投じた人全員の利益の合計が増えるものをプラスサムゲームと言います。

このことから、投資とは本質的には経済成長に期待をかける行為であると言うことができるでしょう。

 

ただ、投資先が期待通りに成長しなかったり、事業に失敗してしまうこともあります。

そのような場合は思ったような利益が出なかったり、損失が発生したりします。

これが投資のリスクです。

 

ただ、仕組みとして元手の増加が期待できるので、資産運用の手段として積極的に呼びかけられています。

では、投資にはどのような種類があるのでしょうか。

次はそれについて見ていきましょう。

投資の種類

投資には大きくわけて8つほど種類があります。それぞれについて見ていきましょう。

金利を目的としたFX

FXとは、 “Foreign Exchange” の略で、毎日変動している為替の値動きによって利益を得ることです。

例えば、日本の通貨は円で、アメリカの通貨はドルですが、1ドルが何円になるのかは常に変動しています。

そして、円が安い時に円を買って、円が高くなったら売ります。そうすると利益が出ますよね。これがFXの仕組みです。

また、各通貨にはそれぞれ金利というものがあるのですが、金利が高い通貨を持っていると、毎日利益を得ることができます。

これが、「金利を目的としたFX」です。

株の長期保有

株も、投資の手段として使うことができます。

具体的には、将来的に成長しそうな会社の株を買い、それを長い間持っておくのです。

もし事業が成功したらその株を売ることで利益を出すことができますし、株主として配当金をもらうこともできます。

長期の投資信託

投資信託とは、投資のプロにお金を出すことでお金を増やしてもらい、その利益をもらうというものです。

そして、長期の投資信託の場合にはどの投資の方法を使うにしろ、全体の利益の量が増えることが期待できます。

「金」の長期保有

「金」を長期保有することは投資の方法のひとつです。

そして、「金」は価格が下がることはあっても、ゼロになることはないので、比較的安全な投資の方法と言えるでしょう。

外貨預金

外貨預金とは、日本ではなく外国の通貨で貯金することです。

通常、日本よりも外国のほうが金利が高いので、多く利息を得ることができます。

ただ、為替は日々変動しているので、その通貨に対する円の価値が上がってしまうと貯金が減ってしまいます。ただ、逆の場合には利息以上の利益を得ることができるでしょう。

そのため、外貨預金はFXと似ています。

貯蓄性のある保険商品

保険の中には、貯蓄に使えるものも存在します。貯蓄型保険と呼ばれることもあるでしょう。

そして、貯蓄型保険はお金を貯められるだけでなく、増やすこともできます。

不動産投資

不動産投資では、マンションやアパートなどの物件を買うことで、将来値上がりした時に売ったり、家賃収入を得たりすることができます。

基本的に家賃収入がゼロやマイナスになることはないので、これも投資のひとつだと言うことができるでしょう。

国債

国債とは、国が国民などに対して行う借金のことです。

借金ですから、当然、国債を購入した人には利息が支払われます。

ただ、日本の場合、利息はあまり高くないので、そこまで利益を得ることができるというわけではありません。

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「投機」をもっと詳しく

投機では多数の人が出したお金の合計はほとんど変わりません。

そして、偶然の要素が強く、不確実ではあるものの、安く買って高く売ることによって利益を得ることができます。

当たれば大きな利益を得ることができるでしょう。しかしその分リスクも大きく、大損してしまうこともあります。

ちなみに、投機で利益を得るためには変動を予測して資金を投じる必要がありますが、これにはいろいろな知識や経験などが必要であり、初心者がもうけることは難しいでしょう。

 

お金を投じた人の利益の合計はほぼゼロなので、投機はゼロサムゲームと呼ばれます。

そして、参加者同士が出し合った参加費を取り合うことになります。その点ではギャンブルに似たところがあります。

ここからは具体的な投機の種類について解説していきたいと思います。

投機の種類

投機の種類には大きくわけて6種類あります。それぞれについて見ていきましょう。

為替変動で利益を得るFX

FXの内容は投資の項で解説した通りですが、このうち為替変動で利益を得る場合にはお金を投じた人の利益の合計がほぼゼロであるため、投機ということができます。

そして、FXは賭けたお金がゼロになるどころか、マイナスになることもあるので注意が必要です。

株の短期売買

株も短期売買を行った場合には投機になります。

そして、株の短期売買はFXと似ていますが、掛けたお金がゼロになることはあるものの、マイナスにはならないという点が違います。

投資信託

投資信託も短期で行った場合には投機になります。

「金」の短期売買

「金」の短期売買では「金」の価値が低い時に買い、価値が高い時に売ることで利益を出そうとします。

その意味では株やFXに似ていますが、「金」の価値がゼロになることはないので、リスクが低めであるという特徴があります。

仮想通貨

仮装通貨とは、国が発行しているわけではなく、現実の硬貨や紙幣などが存在しない通貨のことです。

近年話題になりましたが、仮装通貨の売買を行うことは投機のひとつだと言えるでしょう。

そして、仮装通貨の売買はFXとかなり似ています。

「ギャンブル」をもっと詳しく

ギャンブルでは多数が出したお金の合計は必ず減ります。

なぜなら、ギャンブルには必ず主催者がいて、主催者の取り分があらかじめ取り除かれた残りを参加者で奪い合うからです。

ちなみに、主催者の取り分は場所代や手数料などという名前がついていることが多いですが、かなり高額です。

そのため、ギャンブルでお金を増やそうとするのはとても難しいです。

ちなみに、このように参加者が得ることのできる利得の合計が必ずマイナスになるもののことをマイナスサムゲームと言います。

 

なので、多くの人はギャンブルを娯楽として楽しむゲームだと考えています。

しかし、ギャンブルではたまに大金を得ることができるので、はまってしまって多額の借金を背負ってしまうこともあります。

このような状態をギャンブル依存症と言います。

そして、ギャンブル依存症は社会問題になっています。

 

ちなみに、ギャンブル参加者が得られる利益の合計は種目によっておおむね決まっています。

例えば、パチンコやパチスロは事業者により異なりますが、85%~90%くらいのことが多いようです。

また、宝くじは45.7%です。

ここからは具体的なギャンブルの種類について見ていきましょう。

ギャンブルの種類

ギャンブルには主に7つほど種類があります。それぞれについて見ていきましょう。

パチンコ

パチンコは有名なギャンブルですよね。

駅前にパチンコ店があることも多いと思います。

パチスロ

パチスロとは、パチンコ店に設置されているスロットゲームです。パチンコと並んで大きな人気があります。

宝くじ

宝くじをギャンブルだととらえている人はあまりいないと思いますが、参加者がお金を出し合い、できるだけ多くの利益を得ようとしているのでギャンブルの一種です。

オートレース

オートレースとは選手がバイクのような二輪車に乗って競争を行う競技のことです。

ギャンブル参加者は誰が勝つか予想してお金を賭けます。

競輪

競輪とは選手が自転車に乗って競争を行う競技のことです。

これも誰が勝つか予想してお金を賭けます。

競馬

競馬では選手が馬に乗って競争を行います。

誰が勝つか予想してお金を賭けます。

競艇

競艇では選手がモーターボートに乗って競争を行います。

誰が勝つか予想してお金を賭けます。

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まとめ

以上、この記事では、「投資」と「投機」と「ギャンブル」の違いについて解説しました。

  • 投資:多数の人が出したお金の合計が増えることが期待できる
  • 投機:多数の人が出したお金の合計はほとんど変わらない
  • ギャンブル:多数が出したお金の合計は必ず減る

このように、「投資」と「投機」と「ギャンブル」は全然違うものです。「ギャンブル」を金儲けの手段として行うことは難しいですが、「投資」は有効な手段であることがわかっていただけたでしょうか。

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