「ふつくしい」とは？意味と元ネタを例文付きでわかりやすく解説

「ふつくしい」とは「ろれつが回らなくなるほどに美しい」という意味です。

美しいものを見たとき、その感動を表現する言葉が出てこなかったという経験をした方は多いのではないでしょうか。

「ふつくしい」は、そのような場面で使える便利なネットスラングです。

この記事では「ふつくしい」の意味や使い方を解説します。

☆「ふつくしい」をざっくり言うと……

「ふつくしい」の意味

「ふつくしい」は美しいものを見て思わず感嘆の声を漏らしてしまう様子を表現しています。

ネットスラングなので、改まった場では使わないようにしましょう。

「ふつくしい」の使い方

「ふつくしい」には以下のような使い方があります。

例文②と例文③は、SNS上での使い方です。

PixivやTwitterなどのSNSで共有されたイラストを「ふつくしい」を使って称賛することがあります。

使い方①：独り言として使うとき

「ふつくしい」は、美しいものを見たときの独り言として使うことができます。

以下はその例文です。

いずれの例文も美しいものを見て、独り言をつぶやく場面で使われています。

使い方②：SNSで他人の作品を称賛するとき

「ふつくしい」は、SNSで他人の作品を称賛するときに使うことができます。

以下はその例文です。

いずれの例文も、SNSに載せられた作品についての称賛の声を表しています。

使い方③：SNSで自分の作品を称賛するとき

「ふつくしい」は、SNSで自分の作品を称賛するときにも使うことができます。

以下はその例文です。

①の例文は自分の作品に#(ハッシュタグ)をつけて、称賛しています。

②の例文は自分の作品を「ふつくしい」を使って称賛しています。

このような使い方はSNS上で頻繁にありますが、自画自賛していることを不快に思う人もいます。

「ふつくしい」の元ネタ

「ふつくしい」の元ネタは、2001年に放映されたアニメ『遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ』に出てくるセリフにあります。

登場人物のひとり海馬瀬人(かいばせと)は、青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)というモンスターを愛してやまない青年でした。

ある日、海馬瀬人はついに本物の青眼の究極竜と出会います。

そのとき海馬瀬人が思わず漏らした感嘆の声が「ふつくしい」と聞こえたことから、この言葉は生まれました。

「ふつくしい」の類義語

「ふつくしい」には以下のような類義語があります。

「SAIの本気」は、画像描画用ソフトウェアである「SAI」が本気を出して描いたという意味の称賛の言葉です。

「ふつくしい」の対義語

「ふつくしい」には以下のような対義語があります。

「ふつくしい」の英語訳

「ふつくしい」を英語に訳すと、次のような表現になります。

「ふつくしい」のまとめ

以上、この記事では「ふつくしい」について解説しました。

文面だけで感動を伝えるのは難しいことです。

しかし「ふつくしい」は、字面から感動で動揺する様子が伝わる便利な言葉です。

ネットスラングなので改まった場では使えませんが、SNS上では問題ないので、ぜひ使ってみてください。