正しい送り方はなに?「香典」と「弔電」の違い

違いのギモン

大切な方との別れは悲しいですが、避けられない出来事です。正しい作法で故人を見届けたいですよね。しかし、細かい葬儀のマナーを知らない日本人は多いかと思います。

この記事では、「香(こう)典」と「弔(ちょう)電」の違いを説明します。

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結論:葬儀に参列できる場合は「香典」を送る

葬儀に参列できるか否かで送るものが異なります。

「香典」とは、葬儀の際に故人の霊前に供える金品です。

「弔電」とは、葬儀に参列出来ない際に送る電報です。

香典についてもっと詳しく

香典とは、葬儀の際に故人の霊前に供える香の代わりとなる金品です。急な身内の不幸で、出費がある遺族への助け合いの意味も込められています。

以前は、弔問客が香を持参し、霊の前で焚いて故人を供養していました。仏様にお香を届けることが故人の徳となり、罪が軽くなると考えられていたからです。現在は、香の代わりにお香料として、現金を包むようになりました。

香典は、一般的に香典袋にいれて葬儀に持参します。病気や出張で、葬儀に参列出来ない場合は、香典を郵送します。葬儀に参列できない事情やお悔やみの言葉とともに、香典をお包みして送ります。

 

香典の金額は、故人との関係性によって変わります。近隣の人であれば 3000~5000 円、ご親族は 10,000~30,000 円、ご家族は 50,000~100,000 円が妥当でしょう。

香典を受け取った場合は、香典返しを行う必要があります。四十九日をもってお返しをすることが良いでしょう。逆に、香典返しを行う負担を避けるために、香典の受け取りを辞退する方も増えています。

しかし、香典は日本で昔からある文化であるため、受け取ることが普通となっています。ただ、仮に遺族が香典の受け取りを辞退しても、その意見を尊重することが重要です。

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弔(ちょう)電についてもっと詳しく

弔電とは、人の死を悲しむ気持ちを表した葬儀の電報です。親しい人や、近しい人が亡くなったときにお悔やみの意を込めて伝えます。そして、弔電は遺族に向けて送られる電報です。郵便より早く通報することができ、葬式に電報が届くようになっています。

葬儀に出向くことができない場合に弔電を用いて気持ちを伝えます。本来は、直接足を運ぶことが望ましいですが、病気や出張でどうしても行けない場合は弔電を送ります。弔電は葬儀の喪主宛に打ち、差出人はフルネームを記載することが礼儀です。

弔電の送り方は難しくありません。電話、郵便局、インターネットを通して弔電を送ることができます。料金は約 3000~5000 円です。故人の宗教によっても、弔電の送り方を変えた方が良いでしょう。

 

弔電の書き方にはルールがあります。まず、重ね言葉は禁止です。重ね言葉とは、「たびたび」、「ますます」、「しみじみ」等です。繰り返しを意味する重ね言葉は、不幸を繰り返す意味を持つためです。

「消える」「大変」といった言葉も、悪い状況を連想させる言葉であるため、使用してはいけません。他にも、「九」「死」のように不吉な言葉も弔辞には不適切です。

それでは、弔電の例文を以下に書きます。

  • 謹(つつし)んで哀悼(あいとう)の意を表します。
  • ご逝去(せいきょ)の方に接しお悔やみ申し上げます。
  • ご尊父(そんぷ)様のご逝去を悼(いた)み謹んでお悔やみ申し上げます。

「弔電」と「香典」を送る場合

葬儀に参列した場合、香典は必ず送ります。葬儀に参列できない場合、弔電を送ります。普段あまり付き合いのない故人でしたら、弔電のみ送ればよいでしょう。

しかし、故人や遺族と親しい間柄の場合、弔電のあとに香典も送ってもよいでしょう。弔電のみでは物足りないと感じるかもしれません。訃報を聞くのが遅く、弔電を送ることも葬儀に間に合わなかった場合は、香典を送るだけでも礼儀として間違っていません。

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まとめ

この記事では、「香典」と「弔電」の違いを説明しました。

  • 香典:葬儀に参列した際に送る金品
  • 弔電:葬儀に参列できない際に送るお悔やみの電報

お通夜や葬式は、厳粛な場です。礼儀をしっかりと守ることがマナーとして大切です。違いを学んで間違えないようにしましょう。

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