四字熟語「不言実行(ふげんじっこう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「不言実行(ふげんじっこう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「不言実行」の意味をスッキリ理解!

不言実行(ふげんじっこう):あれこれ言わずにやるべきことを実行すること

「不言実行」の意味を詳しく

「不言実行」とは、あれこれ言わずにやるべき事を実行することを表す言葉です。

「不言」とは、口に出さないこと、という意味を持ちます。そして、「実行」には、物事を実際に行うこと、という意味があります。

ビジネスシーンから、日常会話までと幅ひろく使われている四字熟語です。

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「不言実行」の使い方

  1. 私の父は不言実行をモットーとしている。
  2. 彼はもくもくと仕事をこなす不言実行タイプの人間だ。

古くから日本人の美徳としても用いられてきた「不言実行」は、例文にもあるように、肯定的な意味で使われます。

①では、座右の銘、格言として表され、②では、他人を称賛する意味で使われます。

黙って何かを行い失敗してしまった時や、人に言わずに悪意を働く意味では使われないので注意しましょう。

「不言実行」の類義語

不言実行には以下のような類義語があります。

  • 訥言敏行(とつげんびんこう):すぐれた人格者は、口数は少なく、行動が正確で素早いこと

「訥言敏行」は、朱子学(しゅしがく)の四書のひとつである『論語(ろんご)』が出典です。

「君子は言に訥(とつ)にして、行に敏(びん)ならんと欲す」という言葉に由来し、現代訳すると、「立派な人物はあれこれ言わずに行動し実践したいと望むものだ」という意味になります。

「訥言敏行」の「訥言」には、なめらかでないしゃべり方、口の重いもの言いといった意味があります。

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「不言実行」の対義語

不言実行には以下のような対義語があります。

  • 有口無行(ゆうこうむこう):口先ばかりで何も実行しないこと

よく、「有言実行」が「不言実行」の対義語として上げられます。

しかし、「有言実行」は、口に出したことを責任をもって実行することという意味で、「有言実行」は「不言実行」の対義語ではありません。

また、「有言実行」は「不言実行」をもじった言葉であり、最近できた言葉です。

 

そして、実行の末に結果を出すことが大事であるため、どちらかが優れているというわけではなく、「不言実行」と「有言実行」の両者ともにそれぞれに肯定的な意味を持っています。

したがって、「不言実行」の対義語は、口先ばかりで何も実行しないことという意味をもつ「有口無行」となります。

「不言実行」の英語訳

不言実行を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • action speaks louder than words
    (行動は言葉より雄弁である)

「不言実行」の英訳として、“action before words” という英語訳をよく見ます。

ただし、“action before words” には何も言わずに早く行動した方がよいというように、主に行動をさとすような意味で使われます。

よって、「不言実行」の英語訳は、行動は言葉より雄弁であるという意味のある “action speaks louder than words” の方が適しています。

例文
  • His speedy action is based on the belief that action speaks louder than words.
    (彼の素早い行動は、不言実行という信条に基づいたものである。)
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まとめ

以上、この記事では「不言実行」について解説しました。

読み方不言実行(ふげんじっこう)
意味あれこれ言わずにやるべき事を実行すること
類義語訥言敏行
対義語有口無行
英語訳Action speaks louder than words(行動は言葉より雄弁である)

よく知られている言葉ですが、正しく対義語や英語訳を知ることで、より言葉の意味が理解できますね。ぜひ、この記事をふまえて「不言実行」を使ってみてください。

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