今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「フォアハンド」です。
「フォアハンド」の意味・使い方・対義語についてわかりやすく解説します。
☆「フォアハンド」をざっくり言うと……
英語表記 | フォアハンド(forehand) |
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意味 | テニス・卓球などで、ラケットを持った手の側でボールを打つこと |
対義語 | バックハンド |
「フォアハンド」とは?
「フォアハンド」の意味を詳しく
「フォアハンド」とは、テニス・卓球・バドミントンなどのラケットを使うネット型の競技で、ラケットを持った手の方の向きでボールを打つことです。
フォアハンドは「フォア」(英語ではfore)と「ハンド」(英語ではhand)の2つの言葉に分解されます。フォアは「前」を意味する言葉で、フォアハンドのときは、体に対してやや前方でラケットにボールを当てます。
日本語ではフォアハンドを「正打」と呼ぶこともあります。
一般的にはテニスなどのラケットを使う競技で使われる言葉ですが、野球でも、グラブを持った手でボールをキャッチすることをフォアハンドと呼びます。
どの競技の場合でも、フォアハンドは略して「フォア」と言われることが多いです。
「フォアハンド」の使い方
勝利の決め手となったのは、あの選手の強烈なフォアハンドの返球だった。
相手に体勢を崩されたが、フォアハンドでなんとか打ち返した。
- 彼はフォアハンドで捕球しようとしたが、うまくつかめずボールが抜けてしまった。
上の例文のように、「ファアハンド」は、「返球」や「打つ」など、プレーの動作を表す言葉を修飾するような形で用いられることが多いでしょう。
スポーツ用語であるため「フォアハンド」という言葉単体で用いても意味は通じますが、名詞として単体で使いたい場合には「フォアハンドストローク」などと表現した方がより正確です。
「フォアハンド」の対義語
- バックハンド:テニス・卓球などで、ラケットを持たない方の手の側でボールを打つストローク
フォアハンドとは逆側の面を使って打つことを「バックハンド」と言い、体に対してやや後方でボールを当てることになります。
右手でラケットを持つ場合には右側がフォアとなり、反対の左手側はバックとなります。この場合は、体の位置に対して右側に打ち返されたボールをフォアハンドで返し、左側に打ち返されたボールをバックハンドで返すのが一般的です。
日本語ではフォアハンドの「正打」に対して「逆手打ち」と表現されます。そのように表現されるのは、バックハンドで打つときに利き手がフォアハンドのときと逆手になるためです。
たとえば、硬式テニスでは両手でラケットを持ってバックハンドストロークを打ちますが、右利きの場合は右手が逆手になります。
このように、フォアハンドであるかバックハンドであるかというのは、利き手の向きによって決まるのです。
野球の場合でも、グローブをしていない方の手でボールをつかむことをバックハンドと表現します。
また、バックハンドの場合もフォアハンドと同じように、「バック」と略されることが多いです。
まとめ
以上、この記事では「フォアハンド」について解説しました。
英語表記 | フォアハンド(forehand) |
---|---|
意味 | テニス・卓球などで、ラケットを持った手の側でボールを打つこと |
対義語 | バックハンド |
テニスや卓球が日本で盛り上がっている今、「フォアハンド」という言葉を耳にする機会は多いでしょう。どんなプレーか知ることで、楽しく試合観戦ができるといいですね。