「フォカヌポウ」は、オタクの笑い声を表現した擬声語です。
インターネット掲示板やSNSなどで、フォカヌポウという言葉を見かけたことはありますか?
発音することが難しく、意味も一見分かりにくい言葉ですよね。
この記事では、「フォカヌポウ」の意味や使い方を詳しく解説していきます。
あらかじめご了承ください。
☆「フォカヌポウ」をざっくり言うと……
読み方 | フォカヌポウ |
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意味 | オタクの笑い声を表現した擬声語 |
類義語 | コポォ、デュフフ、フヒヒ など |
「フォカヌポウ」の意味
オタクの笑い声を表現した擬声語
「フォカヌポウ」は、「オタクはこんな笑い声をしていそう」「文字にすると気持ち悪くてまさにオタクっぽい」というイメージから生まれた擬声語です。
オタクが自分の好きな話題について熱く語っているときに、思わずこぼれ出てしまう笑い声を表しています。
実際に「フォカヌポウ」という擬音で笑ったり、話し言葉で使う人はほとんどいません。
主に、インターネット掲示板やSNSで文字で使用されます。
「フォカヌポウ」という言葉自体に深い意味はありませんが、オタクを馬鹿にしたような表現にもなるため、使うときには注意しましょう。
ちなみに、「フォヌカポウ」と間違えて表記されることもありますが、正しくは「フォカヌポウ」です。
「フォカヌポウ」の元ネタ
フォカヌポウの元になったネタは、2008年にインターネット掲示板「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」の「ニュース速報VIP板」に投稿された文章です。
以下は一部抜粋した文章です。
「(前略)
私みたいに一歩引いた見方をするとですねwwwポストエヴァのメタファーと
商業主義のキッチュさを引き継いだキャラとしてのですねwww
朝比奈みくるの文学性はですねwwww
フォカヌポウwww拙者これではまるでオタクみたいwww
拙者はオタクではござらんのでwwwコポォ」
上記の文章は、投稿者(オタクかどうかは不明)が「典型的なオタクっぽい文章」をイメージして書いたものです。
オタクが話している場面が鮮明に思い浮かぶ再現度の高さや、多くの人が抱くオタクのイメージを網羅した完成度の高さから評判となりました。
その後、「ニュース速報VIP板」だけでなくさまざまなインターネット掲示板でも使われ、広まっていきました。
現在でも、典型的なオタクの笑い声として用いられています。
この川柳は、すべてオタクの笑い声を表現した擬声語でできています。
「フォカヌポウ」も最後の句に使われており、「フォカヌポウ」がオタクの笑い声として認識されていることがわかります。
「フォカヌポウ」の使い方と例文
「フォカヌポウ」はオタクをイメージした言葉なので、オタクらしい文章の中で使う必要があります。
そのため、テンションの高さが伝わる長文に「フォカヌポウ」を取り入れると、自然に使いこなすことができます。
また、「拙者」や「~でござる」と合わせて「フォカヌポウ」を使うという方法もあります。
好きな話題について熱く語っているときに思わずこぼれ出てしまう笑い声なので、暗い話題や落ち着いた文章などでは使用できません。
「フォカヌポウ」を使った例文は、下記のようなものがあります。
- あの作品が再放送とはwwwフォカヌポウwwww全盛期の再来とでも言いますかwww
- お呼びでござるか? フォカヌポウwwwww
- あの人、「フォカヌポウwwww」とか言いそうな格好だね。
フォカヌポウは笑い声の擬声語なので、ネットスラングで笑いを表す「w」が後ろに続くことがほとんどです。
②はインターネット掲示板などで、わざと自分がオタク(またはその設定)だと表現したいときに使います。
「フォカヌポウ」の類義語
「フォカヌポウ」の類義語には、以下のようなものがあります。
- コポォ
- デュフフ
- フヒヒ
上記の類義語もすベて、オタクの笑い声を表現した擬声語なので、深い意味はありません。
一文の中で、これらの言葉と「フォカヌポウ」を組み合わせて使うこともあります。
インターネットで使われる擬声語
インターネットで使われる擬声語には、「フォカヌポウ」のほかにも、下記のようなものがあります。
- オウフ
「おっと」のような驚きと笑いを含む声 - あびゃー
「うわー」のような叫び声やうめき声 - アイエエエ!
「きゃー」のような悲鳴や情けない声 - デュクシ
「ドン」のような殴打の効果音
「オウフ」は、笑い声の擬声語というよりは、「おっと」のような驚きと笑いを含むニュアンスで使われます。
「フォカヌポウ」のまとめ
以上、この記事では「フォカヌポウ」について解説しました。
読み方 | フォカヌポウ |
---|---|
意味 | オタクの笑い声を表現した擬声語 |
類義語 | コポォ、デュフフ、フヒヒ など |
「フォカヌポウ」という声で笑うことは難しいかもしれませんが、文章の中でなら使いこなすことができそうですね。