「フリーマーケット」の意味とは?英語や類語までわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「フリーマーケット」です。

「フリーマーケット」の意味や使い方、語源、類義語、「フリーマーケット」の歴史、「フリーマーケット」に関する英語についてわかりやすく解説します。

☆「フリーマーケット」をざっくり言うと……

英語表記フリーマーケット(flea market)
意味不用品や手製の品などを持ち寄って取引する市場
語源「蚤の市」「みすぼらしい市場」の意味の “flea merket” から
類義語ガラクタ市、蚤の市、古物市、露店街、ガレージセールなど
「フリーマーケット」の歴史フランスの「蚤の市」やアメリカの「ガレージセール」がもと
「フリーマーケット」に関する英語“swap meet” “yard sale” “car boot sale” など

「フリーマーケット」とは?

フリーマーケット(flea market):不用品や手製の品などを持ち寄って取引する市場

「フリーマーケット」の意味を詳しく

「フリーマーケット」とは、不用品や手製の品などを持ち寄って取引する市場のことです。

最近、フリマアプリが流行っていますが、「フリマ」は「フリーマーケット」の略称です。

自分の不要になった中古品を持ち寄って売買する市場のことです。不用品だけでなく、手作りのものを売る場合もあります。

最近では、「フリマアプリ」などと呼ばれる中古品を売買するアプリケーションが流行しています。

以前の日本では、「蚤の市」や「ガラクタ市」とも呼んでいました。

「フリーマーケット」の使い方

  1. 学校のフリーマーケットに寄付をする。
  2. 要らないものはフリーマーケットで売ってしまうことにした。
  3. 来週の土曜日に近所の公園でフリーマーケットが開かれるらしい。

「フリーマーケット」の語源

「フリーマーケット」の語源は英語の “flea market” です。

この “flea market” とは “marche aux puces” というフランス語を英語に訳したものです。

“marche aux puces”は直訳で「蚤の市」と言い、パリ郊外の「ラ・ポルト・ド・サン・クリニャンクール」で開かれた中古品の露店市です。

土曜から月曜日にかけて開催されていました。

 

“flea” は名詞では「ノミ」という意味ですが、形容詞では「みすぼらしい」や「古びた」という意味になります。

なぜ「蚤の市」と言うのかは諸説あります。

1つ目は中古品を売買していたため、ノミがつくような古いものを売っていることからです。

2つ目は市場のために人がノミのように大勢集まったことから、という説です。

 

「フリーマーケット」の「フリー」を “Free” と考えてしまう人が多いですが、もとは “flea” です。 “free” には「タダで」や「自由に」という意味があります。

「フリーマーケット」で売られる品物がとても安いことや、だれでも自由に出店できるというイメージから勘違いしてしまうことが多いようです。

現在の日本では “Free” の方を使う場合もあります。実際に、「日本フリーマーケット協会」の綴りは “flee” になっています。

ただし、英語で “flee market” と言うと「フリーマーケット」の意味ではなく「自由市場」という意味になってしまうので気を付けましょう。

「フリーマーケット」の類義語

「フリーマーケット」には以下のような類義語があります。

  • ガラクタ市:使い道や値うちのなくなった雑多な品物を売買する市場
  • 蚤の市:古道具や古着を売る露天市
  • 古物市:古道具や古着を売る露天市
  • 露店街:露天で店舗を持たず商売をする者が集まる市場
  • ガレージセール:家具などの不要になったものをガレージや庭先などで売ること
  • 掘り出し市:中古品の売買が行われる市
  • 骨董市:主に寺社・仏閣・公園等で行われる古物の露天市

「フリーマーケット」の歴史

フリーマーケットの発祥はフランスです。パリで行われた「フリーマーケット」は当時「蚤の市」と言われていました。

ただし、この「蚤の市」は露店市であったため個人がいらないものを持ち寄って売買するという日本の「フリーマーケット」とは少し違います。

 

日本のような個人が売買をする「フリーマーケット」のもとになったのは、自宅の車庫で中古品を売るという「ガレージセール」です。

この「ガレージセール」は1970年のアメリカで西海岸を中心に広まっていきました。

日本で初めての「フリーマーケット」は1979年10月に「日本フリーマーケット協会」が大阪で開いたものだと言われています。

「フリーマーケット」に関する英語

  • swap meet:交換会
  • garage sale:家のガレージで、不要になった物を売ること
  • yard sale:家の庭で、不要になった物を売ること
  • car’s boot:車に不要になった物を乗せた人々が集まり、それらを売ること
  • car boot sale:上に同じ(イギリス英語)
  • give-away shop:日本で言うリサイクルショップのようなもの
  • free shops:上に同じ

まとめ

以上、この記事では「フリーマーケット」について解説しました。

英語表記フリーマーケット(flea market)
意味不用品や手製の品などを持ち寄って取引する市場
語源「蚤の市」「みすぼらしい市場」の意味の “flea merket” から
類義語ガラクタ市、蚤の市、古物市、露店街、ガレージセールなど
「フリーマーケット」の歴史フランスの「蚤の市」やアメリカの「ガレージセール」がもと
「フリーマーケット」に関する英語“swap meet” “yard sale” “car boot sale” など

「フリーマーケット」はとても馴染みのある言葉だと思います。

参加したことのある人も多いと思います。

英語の表記や語源などでは知らないことも多かったと思います。

この機会に使いこなせるようになりましょう。