「フェミニン」と「ガーリー」の違いとは?雑誌やブランドまで解説

違いのギモン

ファッションで「フェミニン」と「ガーリー」という言葉を聞いたことはありませんか。どちらも人気のファッションコーディネートです。

そこで今回は、「フェミニン」と「ガーリー」の違いをわかりやすく解説します。

結論:女性らしさの雰囲気が違う

どちらも「女性らしさ」を表現する単語ですが、「女性らしさ」の系統が異なります。

「フェミニン」は、「上品で可愛らしい女性らしさ」を指します。「ガーリー」は「ふんわりした少女のような女性らしさ」のことです。

また、両者とも服装だけでなく、メイクや髪型、雰囲気なども表します。

フェミニンガーリー
代表的なアイテムきれい目なカーディガンフリルブラウス
代表的な雑誌AneCannon-no
イメージに近い芸能人菅野美穂、綾瀬はるか宮崎あおい、石原さとみ
年齢層20代から30代10代から30代

「フェミニン」をもっと詳しく


「フェミニン」とは、「(上品で落ち着いているような)女性らしさ」を表します。単純に「女性らしさ」を表すのではなく、品があって落ち着いている女性のことを指します。どこでその女性らしさを判断するかは、服装から雰囲気までさまざまです。また、語源は英語の“feminine”です。

注意点としては、主に成人女性に対して使い、男性に使うこともたまにあります。男性に対して使用する場合は、「女性らしい雰囲気がある」という意味合いです。「フェミニンな男性」を略して、「フェミ男」と表現することもあります。

「フェミニン」のイメージに近い芸能人は菅野美穂(かんのみほ)や綾瀬はるかで、年齢層は20代から30代くらいです。「フェミニン」なアイテムは装飾などが少なくてシンプルで素敵なものが多いです。たとえば、きれい目なカーディガンなどがあげられます。

「フェミニン」系の雑誌

「フェミニン」な服装やメイクを中心に取り上げている雑誌の例として、以下のようなものがあります。

  • 『AneCan』
  • 『sweet』
  • 『Steady.』
  • 『andGIRL』
  • 『美人百花』

どの雑誌も20代から30代の女性をターゲットにしていて、きれいめなファッションコーディネートが掲載されています。また、働く女性の通勤コーディネートなども取り扱っています。

「フェミニン」系のブランド

「フェミニン」な服装を扱っているブランドの例として、以下のようなものがあります。

  • NICE CLAUP(ナイスクラップ)
  • OLIVE des OLIVE(オリーブデオリーブ)
  • SNIDEL(スナイデル)

どのブランドも甘い雰囲気と上品さがあるアイテムを揃えていて、女性から人気もあります。

「フェミニン」の使い方の例

「フェミニン」は以下のような使い方をします。

  • フェミニンな服装や髪型が好みだ。
  • フェミニンさを大切にしたコーディネートをする。
  • あの男性はメイクが似合うフェミニンな人だ。
特によく、「フェミニンな服装」「フェミニンなコーディネート」というような表現をします。

「ガーリー」をもっと詳しく


「ガーリー」は「ふわふわした」「(乙女、少女のような)女性らしさ」という意味です。「青年らしい」という意味で「ボーイッシュ」という単語がありますが、その反対で「少女らしい」という意味で「ガーリー」を使用します。

「ガーリー」のイメージに近い芸能人は宮崎あおい、石原さとみで、年齢層は10代から30代くらいです。「ガーリー」なアイテムは、花柄やリボンをデザインのアクセントとして使っているのが特徴です。代表的なアイテムはフリルブラウスなどがあげられます。

また、ガーリーには以下のような系統があります。

  • 大人ガーリー
  • 甘辛ガーリー
  • ナチュラル系ガーリー
  • カジュアルガーリー
  • フワフワガーリー
  • 坂道系ガーリー
「ガーリー」は系統を表す単語と一緒に使うことで、髪型やファッションの具体的な様子を表せます。

特に「大人ガーリー」は、大人っぽい雰囲気を出しながら、一方でお花柄やふわふわしたファッションアイテムを取り入れたコーディネートなことです。「大人ガーリー」は少女らしさを残す一方で、「フェミニン」は大人の女性の雰囲気を出しているという違いがあります。

また、「坂道系ガーリー」は「坂道系女子」とも言われ、アイドルグループ「乃木坂46」のように「ガーリー」さと女性らしい清楚さを兼ね備えていているのが特徴です。

「フェミニン」は大人っぽい雰囲気がありますが、必ずしもお花柄やふわふわしたファッションアイテムは取り入れていません。どちらかといえば、上品でエレガントなアイテムが多いです。これが「大人ガーリー」と「フェミニン」の違いです。

「ガーリー」系の雑誌

「ガーリー」な服装やメイクを中心に取り上げている雑誌の例として、以下のようなものがあります。

  • 『Zipper』
  • 『non-no』
  • 『CUTiE』
  • 『sweet』
  • 『Popteen』
  • 『LARME』

どの雑誌も10代から20代の女性をターゲットにしていて、少女らしさを強みにしたコーディネートを紹介しています。

「ガーリー」系のブランド

「ガーリー」な服装を扱っているブランドの例として、以下のようなものがあります。

  • MERCURYDUO(マーキュリーデュオ)
  • INDIVI(インディヴィ)
  • fifth(フィフス)

どのブランドも甘さと可愛さをウリにしていて、特に女子大学生や20代前半の女性から人気があります。

「ガーリー」の使い方の例

「ガーリー」は以下のような使い方をします。

  • ガーリーなファッションに身を包む。
  • 今日のガーリーコーデは評判がいい。
  • ガーリースタイルにはスカートがぴったりだ。
特に、「ガーリーコーデ」「ガーリースタイル」という使い方をよくします。「ガーリーコーデ」は「ガーリーなコーディネート」の略称です。

まとめ

以上、この記事では、「フェミニン」と「ガーリー」の違いについて解説しました。

  • フェミニン:上品で落ち着いているような女性らしさ
  • ガーリー:ふんわりした少女のような女性らしさ

「フェミニン」と「ガーリー」はよく使うファッション用語です。若い雰囲気で可愛く見せたいのか、大人な雰囲気で品のある可愛さを演出したいのかで、どちらがコーディネートに適しているかも変わってきます。

ぜひ、この記事でふたつの理解を含めて、自分のファッションに役立てましょう。