今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「フィードバック」です。
「フィードバック」の意味・使い方・語源・類義語・制御工学におけるフィードバックについてわかりやすく解説します。
☆「フィードバック」をざっくり言うと……
英語表記 | フィードバック(feedback) |
---|---|
意味 | ある業務における行動の評価を、行動した会社や個人に対して伝え返すこと |
語源 | 英語“Feed”と”Back”の組み合わせ |
類義語 | フィードフォワード・チェックバックなど |
このページの目次
「フィードバック」の意味をスッキリ理解!
「フィードバック」の意味を詳しく
「フィードバック」とは、行動を評価した結果について、当事者に伝え返すことです。
フィードバックは様々な場面で行われます。たとえば、上司が部下の働きぶりの評価を行って賞賛や注意をしたり、顧客が製品の感想をメーカーに伝えたりすることがフィードバックの代表的なものです。
このような、指摘や評価、教育のことを総称してフィードバックと呼びます。
フィードバックの目的
フィードバックの目的としては、目標達成のための軌道修正やモチベーションの向上が挙げられます。
フィードバックは個人単位で行われるばかりだけではなく、チームに対して行われることもあります。そのため、チーム内での働き度合いの差や負担の差を見直すことにより、目標達成に近づけることが出来ます。
また、自分の働きぶりを適切に評価されることで、さらなるモチベーションにもつながるのです。
フィードバックのタイミング
フィードバックの効果的なタイミングとしては、プロジェクトの振り返りのタイミングや一対一のミーティングであるとされています。
プロジェクトの振り返りとしてフィードバックを行う場合には、プロジェクトが一段落した後なるべく早く行うことが大事です。時間が経ってしまうとフィードバックの効果は弱まっていきます。
また、フィードバックは一度に行うことが大切です。何回もフィードバックを行うと、当事者の混乱につながる恐れがあります。
フィードバックのポイント
そして、フィードバックを効果的なものにするためにはフィードバック内容が具体的であることや実行可能であることを意識することが必要になります。
具体的でないフィードバックは、フィードバックを行う人と当事者との間にずれが生じてしまい、改善することが出来なくなる恐れがあります。
また、フィードバックを行うときの言葉使いも大切です。悪い点を指摘する際は言葉使いが悪くなってしまうことが多いです。それによって当事者のモチベーションの低下を招いてしまうことがあります。
「フィードバック」の使い方
- わが社が販売した商品について、消費者からのフィードバックが返ってきた。
- 先月のプロジェクトに関して、上司からフィードバックを受けた。
上の例文のように、自分が行った行動に対して、他人からの意見を受ける時にフィードバックという表現が用いられます。
「フィードバック」の語源
フィードバックは英語の “Feed”と”Back”が組み合わされた言葉です。
“Feed”は「食べ物や栄養を与える」という意味で、“Back”は「返却する」という意味です。
「フィードバック」の類義語
フィードバックには以下のような類義語があります。
- フィードフォワード:先のことに関して、自分たちに何が可能かを考える
- チェックバック:遡ってチェックする
制御工学におけるフィードバック
元々フィードバックとは、制御工学の基本的な技術のことを指していました。制御工学においては、電気が出力された際に、出力を調整するために入力した側に戻すことをフィードバックと言います。
まとめ
以上、この記事では「フィードバック」について解説しました。
英語表記 | フィードバック(feedback) |
---|---|
意味 | ある業務における行動の評価を、行動した会社や個人に対して伝え返すこと |
語源 | 英語“Feed”と”Back”の組み合わせ |
類義語 | フィードフォワード・チェックバックなど |
このように、効果的なフィードバックを行うには様々なコツがあります。また、ビジネスにおいて、フィードバックは重要な意味をもちます。適切なフィードバックが行えるようにしていきましょう。