どう違うの?「弁解」と「弁明」と「釈明」の違い

違いのギモン

芸能人などが不倫をしたりすると会見が開かれたりしますよね。

そして、その時に使われるのが「弁解」や「弁明」や「釈明」などの言葉です。

ところで、これら 3 つの言葉は同じように使われ、どれも失敗や事情を説明して謝罪や責任の回避をしたり軽減をしたりするという意味です。

 

これら 3 つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。

よくわからないという人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は「弁解」と「弁明」と「釈明」の違いについて解説していきたいと思います。

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結論:ニュアンスが違う

まず、「弁解」とは言い訳の漢語的表現で正答な理由があることを説明するという意味あいが強いです。

次に、「弁明」は説明することで理解を求めたり相手に納得してもらったりするところに重点があります。

そして、「釈明」は誤解や非難を招く行為をしたことに対し事情を客観的に説明し、理解を求めたり謝罪の意思を表したりすることに重点があります。

つまり、「弁解」と「弁明」と「釈明」ではニュアンスが異なるのです。

「弁解」をもっと詳しく

「弁解」とは言い訳の漢語的表現で正答な理由があることを説明するという意味あいが強いです。

例えば、「彼女は電車が遅れていたから遅刻したのだと弁解した」と言った場合には電車の遅延という正当な理由を説明していますよね。

 

そして、「弁解」は「弁」と「解」の 2 つの漢字で構成されています。

このうち、「弁」は両手でかんむりを持ち上げている形から作られた漢字です。

そして、論じること、区別すること、花びら、気体や液体の流れを調整すること、などという意味があります。

 

また、「解」は刀と中が空になっている固い角と角のある牛とで構成されている漢字です。

そして、刀で牛を裂くさまを表しています。

ここから「とく」という意味になりました。

 

このことから、「弁解」とは「論じることで(誤解を)とく」という意味であると言えるでしょう。

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「弁明」をもっと詳しく

「弁明」は説明することで理解を求めたり相手に納得してもらったりするところに重点があります。

そして、正当な理由を説明するというニュアンスもあります。

また、弁明には謝罪や言い逃れのニュアンスがないという特徴があります。つまり、ただ事実を説明するというのが弁明なのです。

これが弁解や釈明と大きく違う点でしょう。

 

そんな「弁明」は「弁」と「明」で構成されています。

このうち、「弁」はさきほども解説したとおり、主に「論じる」という意味で使われます。

 

また、「明」はあかり取りの窓と月とを組み合わせてできた漢字です。

そして、あかるい、はっきりさせる、かしこい、次の、などという意味があります。

つまり、「弁明」とは「論じることにより(事実を)はっきりさせること」なのです。

「釈明」をもっと詳しく

「釈明」は誤解や非難を招く行為をしたことに対し事情を客観的に説明し、理解を求めたり謝罪の意思を表したりすることに重点があります。

そして、弁明と同じような意味を表していますが、誤解を解くというニュアンスが強いところが違います。

 

そんな「釈明」は「釈」と「明」で構成されています。

このうち、「釈」は獣の指がわかれている様子と人の目と手かせとをあわせてできた漢字です。

そして、分解するという意味を表しています。

また、「明」は先ほども説明したとおり、あかるい、はっきりさせる、などの意味があります。

 

ここから、「釈明」とは「(事実を細かく)分解してはっきりさせる」という意味だと言うことができるでしょう。

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まとめ

以上、この記事では、「弁解」と「弁明」と「釈明」の違いについて解説しました。

  • 弁解:言い訳の漢語的表現で正答な理由があることを説明するという意味あいが強い
  • 弁明:説明で理解を求めたり相手に納得してもらったりするところに重点がある
  • 釈明:事情を説明し、理解を求めたり謝罪の意思を表したりすることに重点がある

「弁解」と「弁明」と「釈明」はこのような違いがあったんですね。今度からは使いわけていきたいものです。

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