今日で完璧!“excited” と “exciting” の違い

違いのギモン

「私は興奮しています。」を英語にした場合、 “I’m excited” なのか “I’m exciting” なのか迷った経験ありませんか?このような受動態にするのかどうか、紛らわしい英単語は数多く存在します。

日本語では「エキサイティング」という言葉がよく使われることもあり、 “I’m exciting” が正しいと思いきや、正解は “I’m excited” です。

なぜ受動態なのか、その仕組みを “excited” と “exciting” の違いを通してこの記事で解説していきます。

スポンサードリンク

結論: “excited” は「興奮する」、 “exciting” は「興奮させる」

“excited” は “excite” の過去分詞であり、受動的な意味(~される)を表し、「興奮させられる」=「興奮する」という意味に、 “exciting” は “excite” の現在分詞であり、能動的な意味(~する)を表し、「興奮させる」という意味になります。

まずは “excite” を解説


英単語 “excite” は動詞で「興奮させる」という意味を表します。注意が必要なのは「興奮する」という意味にはならないのです。

また、目的語(動作の対象となる語)を必ず動詞の後に必要とする「他動詞」であり、必ず “excite” の後には目的語(必ず名詞)が必要です。 “excite” の場合、意味が「興奮させる」であり、興奮するのは基本的には人間であるため、目的語は人を指す語(me,us,you,Ken,Judy等)になります。

 

このような、「~させる」という意味の動詞は数多く存在し、注意が必要です。また、この種類の動詞は基本的には「感情」を表す動詞です。

以下、その「~させる」系の動詞の代表例です。

  • amuse 「楽しませる」
  • annoy 「イライラさせる」
  • bore 「退屈させる」
  • confuse 「困惑させる」
  • disappoint 「がっかりさせる」
  • move 「感動させる」
  • satisfy 「満足させる」
  • surprise 「驚かせる」
  • please 「喜ばせる」

以上のような動詞は大学入試でも頻出ですので、受験生の方はぜひとも覚えておきたいですね。

“excite” を使った例文

  • The musician excited us.
    (そのミュージシャンは私達を興奮させた。)
    →ここでの “excited” はあくまでも “excite” の過去形です。
スポンサードリンク

“excited” を徹底解説


“excited” は「興奮させる」を意味する “excite” の過去分詞です。過去分詞は一般的に受動態の意味を表し、be動詞とともに用いて受動態の文を作ることができます。

そのため、直訳では “excited” は「興奮させられる」という意味になります。しかし、「興奮させられる」とは回りくどい言い方になりますが、これはつまり「興奮する」という意味を表すのです。

つまり、 “excited” は「興奮させられる」=「興奮する」ということです。

 

この “excite” のような感情を表す「~させる」系の動詞は、受動態(過去分詞)の形にして、能動態の意味を表すのです。

このようなルールから、冒頭で述べたように、「私は興奮しています。」は “I’m excited” と受動態の文にするのが正解ということになるのです。

“excited” を使った例文

  • There are many excited audience in the concert hall.
    (コンサートホールは興奮した観客でいっぱいだ。)
    → “excited” は “audience” を修飾する過去分詞で、「興奮させられている観客」=「興奮している観客」ということになります。
  • He was excited at seeing his old friends again.
    (彼は昔の友人と再会し、興奮した。)
    →彼が「興奮した」という能動の意味にしたいので、 “be+excited” と受動態の形にします。

“exciting” を徹底解説


“excited” は「興奮させる」を意味する “excite” の現在分詞です。現在分詞は一般的に能動の意味を表し、be動詞とともに用いて進行形の文を作ることができます。 “exciting” はそのまま「興奮させる」という意味になります。

そのため、 “exciting” の主語、もしくは “exciting” が修飾する語は「人を興奮させる主体」です。つまり、人が興奮した理由となる物です。

“exciting” を使った例文

  • This movie was so exciting.
    (その映画は非常に興奮するものだった。)
    → “The movie” は「興奮させる主体」なので、 “exciting” を用います。
  • STAR WARS is so exciting movie.
    (スターウォーズはわくわくさせる映画だ。)
    → “movie” は「わくわくさせる」ので、 “exciting” を用いて修飾する。
スポンサードリンク

なぜ感情を表す動詞は「~させる」という意味になるのか


今回の “excite” のように、感情を表す動詞は多くが「~させる」という意味となり、能動の意味(~する)にしたい場合には受動態の形(過去分詞)にしなければならないのか疑問に思うのではないでしょうか。実際、そのせいで他の動詞と違うこともありかなり紛らわしく、受験生も苦手とするため、入試問題でもよく出る内容です。

感情を表す動詞が「~させる」という意味になるのには理由があります。

 

人間が抱く感情には必ず、その感情の元となる何か原因があります

嬉しいと感じた時、必ずそこには「優勝」、「再会」などといった、原因となる何かがあるはずですし、興奮したのであれば、「映画が素晴らしかった」などといった原因があるはずです。

何か原因も無しに、人間は感情を抱くことは無いのです。下の写真のような何もない空間にいることを想像してください。

このような空間にいる時に「嬉しい」、「悲しい」などといった感情は起こりませんよね?

 

その感情を英語で表したい時、受動態にすることによって、 “by 原因” などの形で、感情を引き起こす原因を書くことができるのです。そのため、基本形では「~させる」という意味にしなければ文法的にも意味的にも整合性が取れません。

「感情には必ず原因となる何かがあり、受動態にすることによってその原因を書くことができる」というのが、感情を表す動詞の仕組みです。

まとめ

以上、この記事では、 “excited” と “exciting” の違いについて解説しました。

  • excited:「興奮する」という意味を表す過去分詞
  • exciting:「興奮させる」という意味を表す現在分詞
このように、 “excited” と “exciting” は使い分けが必要です。元々の動詞、 “excite” が感情を表す「~させる」系の動詞であるといった仕組みを理解することがこれらを完璧に使い分ける一番の方法でしょう。

スポンサードリンク