今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「エトセトラ」です。
「エトセトラ」の意味・使い方・語源・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。
☆「エトセトラ」をざっくり言うと……
英語表記 | エトセトラ(et cetera) |
---|---|
意味 | その他いろいろ |
語源 | ラテン語のet cetera |
類義語 | アナザーなど |
対義語 | メインなど |
このページの目次
「エトセトラ」の意味をスッキリ理解!
「エトセトラ」の意味を詳しく
「エトセトラ」とは、「その他いろいろ」という意味のカタカナ語です。たとえば、東京の観光スポットは多くあります。渋谷や新宿、浅草は有名です。しかし、その他にも探せばいろいろあります。このその他をまとめて「エトセトラ」と言います。
「エトセトラ」の使い方
- 私のバッグの中にやノートやペン、エトセトラが入っています。
- アンケート結果ではエトセトラの割合が多い。
- このプロジェクトの優先度はエトセトラに切り替える。
「エトセトラ」は、何かを説明する時やビジネスなどで使われることが多いです。あまりカジュアルな場面で使うことはありません。
①の例文は、説明に関する例文です。バッグの中身について解説していますが、ノートやペンの他にもいろいろ入っているということです。
②はアンケートに関する例文です。グラフや表などについて説明する時に「エトセトラ」を使うことがよくあります。この例文は「その他と回答した人が多い」という意味になります。
③の例文を言い換えると、「プロジェクトの優先度を下げる」になります。
どうしてこのような言い換えになるのか理解するには、「エトセトラ」がどういう物か理解しなければなりません。「エトセトラ」は「その他」なので、主要な部分を占める物ではありません。つまり、主要ではないため重要ではないという解釈になります。
「エトセトラ」の語源
「エトセトラ」の語源はラテン語のet ceteraから来ています。よく「エトセトラ」は略語としてetcと表記されることがあります。ラテン語のet ceteraというスペルを見れば、これが省略されているのが分かるでしょう。
ちなみに、大文字でETCと書いてあるのを見かけると思いますが、これは料金所のことなので間違えないようにしましょう。
また、フランス語をはじめとしたラテン語に影響を受けた言語では、et ceteraという単語がそのまま残っています。
また、英語の場合ではand so onと言います。中学生くらいのレベルの単語なので、この表現を聞いたことがあるでしょう。しかし、英語でet ceteraを使っても通じます。
「エトセトラ」の類義語
「エトセトラ」には以下のような類義語があります。
- アナザー:もうひとつの、他の
「アナザー」は「もうひとつの」「他の」という意味のカタカナ語です。「エトセトラ」は、その他を全てひっくるめた物を指しているのに対して、「アナザー」はその他の中にあるひとつの物を指しています。
たとえば、何か映画があったとします。その映画の主人公や登場人物にまつわる他の話を「アナザーストーリー」と表現することもあります。ある話に対して、また別の話というニュアンスです。
「エトセトラ」の対義語
「エトセトラ」には以下のような対義語があります。
- メイン:主要な
「メイン」は「主要な」という意味のカタカナ語です。「エトセトラ」はその他の部分なので、主要な部分ではありません。その点から「エトセトラ」の対義語と言えるでしょう。
「話のメインポイント」「メインの理由」という表現などでもよく使います。
まとめ
以上、この記事では「エトセトラ」について解説しました。
英語表記 | エトセトラ(et cetera) |
---|---|
意味 | その他いろいろ |
語源 | ラテン語のet cetera |
類義語 | アナザーなど |
対義語 | メインなど |
「エトセトラ」は日常生活でもよく使う単語です。しかしながら、いざ聞かれると意味まで正確に知っている人は少ないのでしょうか。雰囲気だけでなく、しっかり覚えるべきです。
ぜひ、この記事を参考にして「エトセトラ」の意味や使い方を覚えて、日常生活でも使いこなせるようになりましょう。