「エスタブリッシュメント」とは?意味と使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「エスタブリッシュメント」です。
「エスタブリッシュメント」の意味、国ごとの「エスタブリッシュメント」、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

「エスタブリッシュメント」の意味をスッキリ理解!

エスタブリッシュメント(establishment):既存の権力勢力やその体制

「エスタブリッシュメント」の意味を詳しく

「エスタブリッシュメント」とは、既存の権力勢力やその体制ことです。

イギリスで使われ始めた言葉です。もともとは、そのときの権威体制を倒そうとする革命派に対して、攻撃される側の既存の体制側を指す言葉でした。

しかし、現在では、以下のような既存の社会秩序のための組織や権力体制のすべてを指します。

  • 国家
  • 政府機関
  • 支配階級
  • 特権階級

また、国によっては富裕層のことを指すこともあります。

国ごとの「エスタブリッシュメント」

現代では、多くの国が大統領制や議院内閣制などの体制をとっており、民主主義ですが、国によって宗教や支配階級などが異なります。

以下の3つの国ごとの「エスタブリッシュメント」を見ていきましょう。

  • アメリカ
  • インド
  • 日本

アメリカの「エスタブリッシュメント」

アメリカでは、大統領制をとっています。大統領は、強い権力と影響をもっており、アメリカにおける代表的な「エスタブリッシュメント」だと言えます。

また、アメリカは貧富の差が大きいのが有名です。政治的に権力を持っていたり、実際に特権を持っていたりするわけではないですが、実質的な支配階級ということで「エスタブリッシュメント」だと言われることがあります。

インドの「エスタブリッシュメント」

インドの「エスタブリッシュメント」は、政治機関の他にヒンドゥー教における支配階級が含まれます。

インドではヒンドゥー教を信仰している人が非常に多いです。ヒンドゥー教では、カースト制度によって以下のように階級が決まっています。

  • バラモン
  • クシャトリア
  • ヴァイシャ
  • シュードラ

上から階級が高い順になっています。

インド政府は1950年から、カースト制度における差別を禁じていますが、カースト制度は深く根付いており、現代でも差別が残っています。

「バラモン」はインドにおける支配階級であり、「エスタブリッシュメント」だと言えます。

日本の「エスタブリッシュメント」

日本の「エスタブリッシュメント」には、内閣などの政府機関が当てはまります。

アメリカや発展途上国のように貧富の差は少なく、社会保障も充実しています。「一億総中流」という言葉があるほど、中流階級の人が非常に多いです。

また、宗教についても無宗教の人の割合が多く、国全体に影響する階級などはありません。

 

日本には天皇制があります。天皇は国の象徴とされ、権力を一切持ちません。そのため、支配階級とは言えないでしょう。

しかしながら、日本の天皇陛下の階級は世界で唯一の「エンペラー」です。この「エンペラー」という階級は、エリザベス女王やローマ法王より高い位だと位置づけられています。

権力は持たなくても、位としては「エスタブリッシュメント」だと言えるでしょう。

「エスタブリッシュメント」の使い方

「エスタブリッシュメント」には以下のような使い方があります。

  1. エスタブリッシュメントを倒したい。
  2. 日本におけるエスタブリッシュメントが変わりつつある。

「エスタブリッシュメント」の語源

「エスタブリッシュメント」の語源は英語の “establishment” です。

“establishment” には、以下のような意味があります。

  • 設立
  • 確立

「エスタブリッシュメント」の類義語

「エスタブリッシュメント」には以下のような類義語があります。

  • インスティチューション:機関

まとめ

以上、この記事では「エスタブリッシュメント」について解説しました。

英語表記エスタブリッシュメント(establishment)
意味既存の権力勢力やその体制
語源「設立」という意味の英単語 “establishment”
類義語インスティチューション

「エスタブリッシュメント」は、国や地域によって異なり、広い意味を持ちます。それぞれにおける意味まで覚えておきましょう。