「電子ピアノ」は多くのご家庭にあり、学校にもあるので想像しやすいかと思います。「キーボード」についてはバンドなどのイメージが強いですね。「シンセサイザー」は学校の文化祭などでみたことがある方が多いのではないでしょうか。
この記事では「電子ピアノ」「キーボード」「シンセサイザー」の違いをご紹介します。
結論:違いは演奏の「目的」
「キーボード」はそもそも鍵盤楽器全てについて指すことができる言葉です。
また、「シンセサイザー」は楽曲を作るための楽器です。
「電子ピアノ」をもっと詳しく
「電子ピアノ」はピアノの代役として活躍し、既存の楽譜を演奏するための楽器です。
ピアノは電子的な音量の調節ができなく、維持のための調律にかなりの費用がかかるため、ピアノの代用として開発されたものです。「ピアノへのこだわり」は繊細に表現することができます。「ピアノ」は安くても 60 万前後で重さが 200kg に対し、「電子ピアノ」は 5〜30 万円代で 40〜80kg なのでお手頃かもしれません。
音を作ることはできませんが、最近は様々な楽器の音が入っているものが多くなっています。
「キーボード」をもっと詳しく
「キーボード」はそもそも「楽器についている鍵盤」を指します。
そのため、オルガンもエレクトーンもピアノも電子ピアノも「キーボード」です。
しかし、一般的にはバンドなどで使われる鍵盤楽器の総称を指します。ピアノを始めとした様々な音色を出すことが出来る鍵盤楽器です。
「シンセサイザー」をもっと詳しく
「シンセサイザー」は楽曲を作るための楽器です。
「シンセサイザー(synthesizer)」はシンセサイズ(synthesize)からきており、シンセサイズとは合成を意味します。つまり、音を合成して演奏する楽器です。
「シンセサイザー」は用意済みの音の素材を合成することを目的とした楽器のため、既存の楽曲を演奏することには向いていません。
様々な楽器を持ち合わせて様々な音色を電子的に作り出すことができます。クラシックなどの硬めのジャンルよりは、ポピュラー音楽など自由な音楽表現をする楽曲に向いています。
まとめ
以上、この記事では、「電子ピアノ」「キーボード」「シンセサイザー」の違いについて解説しました。
- 電子ピアノ:ピアノの代役として活躍し、既存の楽譜を演奏するための楽器
- キーボード:そもそも鍵盤楽器全てについて指すことができる言葉
- シンセサイザー:楽曲を作るための楽器