「イジェクト」の意味とは？英語や類語までわかりやすく解説

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「イジェクト」です。
「イジェクト」の意味、「イジェクト」が付く言葉、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

☆「イジェクト」をざっくり言うと……

「イジェクト」の意味をスッキリ理解!

「イジェクト」の意味を詳しく

「イジェクト」とは、ドライブからCDやDVDなどのディスクを取り出すことです。

より専門的に言えば、「ドライブに挿入されている記憶媒体を取り外すこと」という意味です。

データを記録してある装置のことを「記憶媒体」と言います。そして、その「記憶媒体」の書き込みや読み取りを行う装置が「ドライブ」です。

「記憶媒体」の具体例はDVD、CDなどの円盤状のものや、カセットなどが挙げられます。「ドライブ」の具体例としては、パソコンが挙げられます。

「イジェクト」が付く言葉

「イジェクト」が付く言葉には、主に以下の5つがあります。

それぞれの意味を詳しく見ていきましょう。

「イジェクトボタン」の意味

「イジェクトボタン」とは、「CDやDVDなどのディスクをドライブから取り出す際に使用されるボタン」のことです。

基本的には、パソコンの脇の部分や、ディスクの取り出し口に付いていることが多いです。

「イジェクトキー」の意味

「イジェクトキー」とは、「CDやDVDなどのディスクをドライブから取り出す際に使用されるキー」のことです。

一般的には、キーボードの右上に配置されています。

「イジェクトボタン」がない一部のパソコンに設置されています。

「イジェクトキー」が付いている代表的なパソコンは、Apple社が発売している「Macintosh」です。

「イジェクトホール」の意味

パソコンやスマートフォンの側面には、針金が刺さるくらいのごく小さな穴が付いていることがあります。この穴に細い針金などを差し込んで押すと、ディスクなどを入れるトレイを本体から排出させることができます。

この小さな穴ことを「イジェクトホール」と言うのです。

iPhoneなどの一部のスマートフォンではSIMカードを取り出すときには、必ず「イジェクトホール」に針金を押し込んで開けなければなりません。

また、パソコンでも、「イジェクトボタン」や「イジェクトキー」が機能しなくなった場合に「イジェクトホール」によって強制的にディスクなどを取り出すことができます。

「イジェクトピン」の意味

「イジェクトピン」とは、「イジェクトホール」を押すためのピンのことです。

スマートフォンに「イジェクトホール」が付いている場合は、専用の「イジェクトピン」が付属することが多いです。

専用のものがない場合でも、サイズが合えば針金などで代用することができます。

「強制イジェクト」の意味

「強制イジェクト」とは、パソコンで正常なディスクの取り出しができなくなった場合に「イジェクトホール」を押すことによって強制的にディスクを取り出すことです。

あくまで「イジェクトボタン」や「イジェクトキー」が機能しなくなった場合に強制的にディスクを取り出すことを指すので、スマートフォンのように最初から「イジェクトホール」を使わなければならない場合は「強制イジェクト」とは言いません。

「イジェクト」の使い方

「イジェクト」には以下のような使い方があります。

➊の「イジェクトする」のように、動詞として使うこともできます。

「イジェクト」の語源

「イジェクト」の語源はラテン語の “eject” です。

“eject” は、ラテン語で「外へ」という意味の “e” と「投げる」という意味の “ject” を組み合わせてできた言葉です。

ここから、次のような意味の英単語になりました。

下の3つはカタカナ語の「イジェクト」には無い意味なので注意しましょう。

「イジェクト」の類義語

「イジェクト」には以下のような類義語があります。

まとめ

以上、この記事では「イジェクト」について解説しました。

「イジェクト」が付く言葉まで覚えておけるといいですね。