四字熟語「同床異夢(どうしょういむ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「同床異夢(どうしょういむ)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「同床異夢」の意味をスッキリ理解!

同床異夢(どうしょういむ):同じ立場であっても、考え方や目的とすることが違うこと

「同床異夢」の意味を詳しく


「同床異夢」とは、「同じ寝床(ねどこ)で寝ていても、ひとりひとりが異なる夢を見る」という意味です。

ここから転じて、この四字熟語は立場や仕事が同じであっても、考え方や目的とするものが違うことを表しています。

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「同床異夢」の使い方

  1. 同床異夢の相手とは、どうしても分かり合えない。
  2. 私と彼女は、最初は同じ目標を持っていたが、時が経つにつれて同床異夢になっていった。
  3. 彼らの育ってきた環境がこれほどに違えば、同じ部活に所属していると言っても同床異夢であることは仕方がないだろう。

「同床異夢」の由来

「同床異夢」は、『与朱元晦書』という書物から生まれた言葉です。このタイトルは、「朱元晦(しゅげんかい)に与うる(あたうる)の書(しょ)」と読み下すことができます。

この書物は、中国の南宋時代に、陳亮(ちんりょう)という思想家によって書かれたものです。

「朱元晦」とは、朱熹(しゅき)という人物を指しています。朱熹は陳亮と同じ時代の儒学者で、二人の意見が合わないことがしばしばありました。

 

この書物の一節に、「牀(しょう)を同じうして、各(おのおの)夢を做(な)さば、周公旦(しゅうこうたん)も学び得ること能(あた)わず。」という部分があります。

この文章は、「同じ寝床でそれぞれ別の夢を見たとしたら、周公旦であってもお互いの気持ちを理解することはできない。」と訳されます。

「牀」は「床」のことです。ここでは、寝床のことを意味しています。周公旦は、儒学者にとって敬意の対象である人物です。つまり、「同じところで寝ても、相手と別の夢を見ていては理解できない。それはいくら優れている周公旦であっても、不可能である。」という意味です。

そこから「考え方や意見が合わない」という意味に転じ、「同床異夢」という四字熟語が生まれました。

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「同床異夢」の類義語

同床異夢には以下のような類義語があります。

  • 同床各夢(どうしょうかくむ):同じ立場であっても、考え方や目的とすることが違うこと

「同床異夢」の対義語

同床異夢には以下のような対義語があります。

  • 異榻同夢(いとうどうむ):違う環境や立場であっても、同じ考え方や目的を持つこと

異榻同夢の「榻」は、「こしかけ」と訓読みすることができます。すなわち、椅子のことです。異榻同夢の意味は、「異なる椅子に座っていても、同じ夢を見る」という意味から転じたものです。

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「同床異夢」の英語訳

同床異夢を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • cohabiting but living in different worlds
    (同居していても、別の世界に暮らしている)
  • living together but living in different worlds
    (一緒に暮らしていても、別の世界に暮らしている)

まとめ

以上、この記事では「同床異夢」について解説しました。

読み方 同床異夢(どうしょういむ)
意味 同じ立場であっても、考え方や目的とすることが違うこと
由来 陳亮『与朱元晦書』
類義語 同床各夢など
対義語 異榻同夢など
英語訳 cohabiting but living in different worlds(同居していても、別の世界に暮らしている)

世の中には、様々な意見を持った人がいます。「同じ立場にある人々の間でも、それぞれの考え方が違う」ということは、よく起こります。

しかし、そうであっても、お互いに認め合うことが大切ですね。

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