「道理(どうり)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「道理(どうり)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「道理」の意味をスッキリ理解!

道理(どうり):物事の筋が通っていること

「道理」の意味を詳しく

「道理」は物事の筋が通っていることという意味です。本来そのものがあるべきところから離れることなく、あるべき状態になっていることです。

ここから転じて「道理」は、人として行うべき正しい筋道という意味でも使われるようになりました。倫理的に人として正しいことをやるべきである、そうしなくてはならないことを伝えたいときに使います。

「道理」の使い方

  1. 先生には道理をわきまえた態度で接するべきだ。
  2. 罪をおかしておきながら裁かれないのは道理に合わない。
  3. ルール違反は道理に反している。
  4. 道理にかなった説明がなければ、だれも納得しないだろう。

「道理」を使った表現は多くあるので、「道理がある」場合と「道理がない」場合に分けて紹介します。

「道理がある」表現
  • 道理をわきまえる
  • 道理にかなう
  • 道理至極

「道理をわきまえる」は、善悪の判断ができており、物事の本来そうあるべき状況を理解していることを意味します。「道理にかなう」は物事の行いや筋道が正しいことで、「理にかなう」とも言います。

「道理至極」はこの上なく道理にかなっており、もっともであることを意味する慣用句です。

「道理がない」表現
  • 道理に合わない
  • 道理から外れる
  • 道理に反する

「道理に合わない」「道理から外れる」「道理に反する」は、間違っていて本来の筋道として正しくないとき、人の道から外れた行いをしたときに使います。

 

また、「道理」を副詞として用いる「道理で」という言い回しがあります。理解したときや、なるほどと納得した時に使います。たとえば、「難関大の過去問か。道理で難しいと思った。」と使います。

「無理が通れば道理(が)引っ込む」とは

「道理」を使ったことわざに、「無理が通れば道理(が)引っ込む」があります。

道理に反するような不正が世の中で横行してしまえば、道理に従った正しい行いをする人はいなくなるという意味です。

ことわざ「無理が通れば道理引っ込む」の意味と使い方:例文付き

「道理」の語源

「道理」を構成する漢字の意味は、以下の通りです。

  • :人として踏まなければいけない道筋
  • :物事の筋目

「理」は中国哲学の概念が元になっているとされます。

「道理」の類義語

「道理」には以下のような類義語があります。

  • 筋道:物事がそうなっているわけ、正しい順序
  • 条理:物事がそうならなければいけない理由

「筋道」は「道理」とよく比較されますが、「道理」は正しい倫理そのものを表すのに対し、「筋道」は過程や流れを含むという違いがあります。

「道理」の対義語

「道理」には以下のような対義語があります。

  • 不条理:常識に反していること
  • 無理:道筋が通っておらず、正しくないこと

「無理」は日常的によく使われる言葉ですが、成り立ちを考えると、物事の筋目としての「理」が「無い」ことを意味します。すなわち「道理」と反対の意味で使われることがわかります。

「道理」の英語訳

「道理」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • logic
    (正しい倫理)
  • reason
    (理屈)
  • moral
    (道徳)

“logic” , “reason” は「物事の筋が通っていること」の意味です。 “moral” は「人として行うべき正しい筋道」を訳しています。

まとめ

以上、この記事では「道理」について解説しました。

読み方道理(どうり)
意味物事の筋が通っていること
語源「人として踏まなければいけない道筋」「物事の筋目」という意味の漢字から
類義語筋道、条理
対義語不条理、無理
英語訳logic, reason, moral

「道理」は使い方や表現が多くありますが、正しい表現を覚えてぜひ使いこなしましょう。