「恫喝(どうかつ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「恫喝(どうかつ)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「恫喝」の意味をスッキリ理解!

恫喝(どうかつ):人をおどしておびえさせること。

「恫喝」の意味を詳しく

恫喝とは、何かの目的を達成するために声をあらげたりして相手をおびえさせることを意味します。過度な恫喝は「恫喝罪」という罪にとわれるので注意しなければなりません。

なかでも、最近では上司が部下にむかって恫喝をする行為が目立ちます。

このように、権威や地位を利用したいじめや嫌がらせのことをパワハラと言います

パワハラとはパワーハラスメント(power harassement)という和製英語の略です。

power:力

harassement:嫌がらせ

それぞれの英単語から力による嫌がらせという意味が推測できます。

「恫喝」の使い方

  1. 上司が部下を恫喝する。
  2. 銀行強盗は銀行員を恫喝して金を巻き上げた。
  3. やくざに恫喝されてひるんだ

「恫喝」の語源

「恫喝」を構成する漢字の意味はそれぞれ以下の通りです。

  • :おどす。おどかす
  • :声がすり減るほどの大声をだす。

それぞれの漢字の意味からも、声のすり減るほどの大声でおどかすという意味が推測できます。

「恫喝」の類義語

恫喝には以下のような類義語があります。

  • 恐喝(きょうかつ):相手の弱みなどに付け込んでおどすこと
  • 脅迫(きょうはく):相手をおどして、あることをするように無理強いすること
  • 威嚇(いかく):力を示して相手を脅すこと
  • 強要:無理に要求すること
  • 威迫(いはく):威力でおどして相手を従わせようとすること

以上の言葉はどれも似ていますが微妙にニュアンスが違うので詳しく解説します。

恐喝

特に、相手の弱みにつけこむときにこの言葉を使います。

たとえば、弱みなどに付け込んで金品を脅しとるときに「恐喝」を使います。

刑法上では暴力をちらるかせて金品を奪うことを恐喝罪と定義します。

脅迫

自分にとって都合のよい状況をつくりだすため相手をむりやり従わせようとする行為を意味します。

ちなみに脅迫状とは、ある人物や団体に対して一方的な要求を突きつけるとともに、要求に屈服しな場合は反社会勢力によって報復されることを突きつける文書のことを言います。

威嚇

威嚇とは威力・武力などによる脅かしのことを表します。

威嚇射撃とは相手に銃火器をもっていることをしめして脅す手段のことです。基本的には発砲の行為のみで相手に被害はあたえません。

強迫

あることをするように無理に要求すときに使います。

たとえば「結婚しようと強迫する。」「寄付を強迫する」といったように使います。

「恫喝」が刑法で使われることが多いことに対して、「強迫」は民法に使われることが多いです。

民法では、相手の害悪が生じることを知らせることで、恐怖心を起こさせ、自由な意思決定を妨げることを「強迫」と言います。

威迫

「威迫」は人に恐れさせ従わせようとするときに使います。

「威」は堂々として厳かな様子、「迫」はおしせまる様子を意味します。

漢字からも厳かな様子で人にせまるという意味が推測できます。

「恫喝」の英語訳

恫喝を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • threat
    (脅威、威嚇)
  • intimidation
    (脅し)
  • bluster
    (こけおどし)

まとめ

以上、この記事では「恫喝」について解説しました。

読み方恫喝(どうかつ)
意味人をおどしておびえさせること
語源声のすり減るほどの大声でおどかす
類義語恐喝、脅迫、威嚇、強要、威迫など
英語訳threat(おどし)、intimidation(脅し)、bluster(こけおどし)

パワハラなど職場内での脅しが近年ではよくみられます。もし、みなさんが「恫喝」の被害にあったときこの言葉を利用してしっかりと被害の説明をしましょう。