「不用品」と「不要品」の違いとは?意味から処分方法まで解説

違いのギモン

「フヨウヒン」という言葉には、「不用品」と「不要品」の 2種類の表記があります。両者の違い、皆さまはご存知でしょうか。

今回は、「不用品」と「不要品」の違いを解説します。

結論:違いは使えるかどうか

不用品は使えなくなった物、つまり壊れた物のことを指します。一方、不要品は使えるものの、必要がなくなった物のことを指します。

不用品


不用品とは、壊れて使えなくなった物のことです。例えば、古びて機能しなくなった家電製品は不用品に当たります。

不用品は、次節のような処分の仕方が一般的です。

不用品の処分方法

不用品の処分方法は以下の 2通りです。

  1. 自治体の人にゴミとして回収してもらう
  2. 民間の不用品買取業者に回収してもらう

➊に関しては、費用の安い処分の仕方になります。➋に関しては、サイズの大きい家具など、ゴミ処理場に運ぶのが困難であったり、自治体が回収できないゴミを処分する際の方法です。

不要品


不要品とは、必要がなくなった物のことです。壊れてはいません。例えば、使っていない金庫や、使い終えた教科書は不要品に当たります。どちらも、物としての機能は損なわれていないからです。

また不要品は、不用品と違い、廃棄以外にも処分する方法があります。それを次節で紹介します。

不要品の処分方法

不要品には、廃棄を含めて 5つの処分方法があります。

  1. 自治体の人にゴミとして回収してもらう
  2. 民間の不用品買取業者に回収してもらう
  3. リサイクルショップで買い取ってもらう
  4. 被災地や発展途上国に寄付する
  5. 障害者のアート活動を支援する団体に寄付する

➌に関しては、品質が劣化していないほど値段が高くつくため、早い段階での判断が求められます。➍に関しては、東日本大震災で被災された人々に対して、現在も家具や家電の寄付が行われていることが身近な例です。

➎に関しては、様々な不要品が寄付されたのちに換金され、障害者のアート支援活動の運営を手助けする仕組みです。

不用品と違い、不要品には物としての機能が備わっているため、それを必要とする他の誰かを手助けする形で処分することが出来ます。廃棄以外の処分方法も視野に入れられるようにしたいですね。

まとめ

以上、この記事では、「不用品」と「不要品」の違いについて解説しました。

  • 不用品:使えなくなって壊れたもの
  • 不要品:使えるものの、要らなくなった物
不用品と不要品は字面が似ており、またどちらも使わない物であるという点は共通しています。物として使えるかどうかを見極めて、きちんと使い分けましょう。また、物として機能する不要品は、それを必要とする他の誰かを意識した扱い方をするように心がけましょう。