今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ディール」です。
「ディール」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
☆「ディール」をざっくり言うと……
英語表記 | ディール(deal) |
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意味 | 取引、売買 |
語源 | 英語のdeal |
類義語 | ネゴシエーション、トレードなど |
「ディール」の意味をスッキリ理解!
「ディール」の意味を詳しく
「ディール」は「取引」「売買」という意味のカタカナ語です。たとえば、こちらにはないけど相手は持っていて、逆に相手は持っているけどこちらが持っていない何かがかあったとします。 そこで物々交換など取引を行うことが「ディール」です。
その他にも分野によって意味が異なるので詳しく見てみましょう。
ゲーム分野での意味
まず、ゲーム分野です。一般的に「グラブル」と略される 「グランブルーファンタジー」というゲームがあります。そのゲーム内では、マルチバトルを行った後に特別な報酬がもらえます。
その報酬はアイテムなのですが、どのアイテムがいいのか決めることをグラブルでは「ディール」と言います。
ラップでの意味
ラップ用語では「ドラッグの取引」を指します。ヒップホップやラップとドラッグ取引は関係がないように思えますが、元々ラップはストリートの不良達が始めたものです。
そのため、路上のドラッグ取引と深い結びつきがあります。実際にいくつかのヒップホップの歌詞を見てみると、「ディール」という単語が登場しています。
金融分野での意味
金融分野で「ディール」は「資産の売買を伴う取引」を指します。金融機関は顧客が金融機関に預けた資産を使って、さまざまな売買を繰り返して利益を上げます。たとえば外国為替での「ディール」があります。
ビジネスでの意味
ビジネスではM&Aについて使います。M&Aとは「資本提携や業務提携など利益拡大のため会社同士が協力すること」です。 M&Aの「ディール」といえば、「M&Aにおけるプロセス」を意味します。
具体的にはM&Aを行う企業を選定して会談を行います。その後、契約を取り交わすまでが一連の流れです。
ポーカーでの意味
ポーカーで「ディール」と言うと2つの意味があります。ひとつめが「カードを配ること」です。ふたつめが「大規模なトーナメントをなどを合意の上で早期に終わらせること」です。
「ディール」の使い方
- こちら側がやや有利になる条件でクライアントとディールを行う。
- 世界を揺るがすようなニュースが起きたため、株式取引のディールが活発になる。
- カードをディールシャッフルしてゲーム開始しよう。
「ディール」を使用するのはビジネスか金融に関する場面が多いです。①はビジネスに関する例文です。②は金融に関する例文です。
③はポーカーに関する例文です。「ディールシャッフル」とは、「カードを混ぜて1枚ずつプレイヤーに配ること」です。
「ディール」の語源
「ディール」の語源は英語のdealです。意味はカタカナ語と同じ「取引する」ですが、一方で「取り扱う」という意味もあります。
また、紛らわしい単語として、「言う」という意味のフランス語のdireがあります。カタカナ語で読むと「ディール」になるので紛らわしいです。特にカタカナ語の「ディール」には「言う」という意味がないので、語源にはなっていません。
一方、同じように動物の「鹿」を意味する英単語のdeerがあります。しかし、これはカタカナ語の発音では「ディール」と読みません。どちらかと言えば正しい発音は「ディアー」です。間違えてしまっている人も多いので気をつけましょう。
「ディール」の類義語
「ディール」には以下のような類義語があります。
ネゴシエーション
「ネゴシエーション」は「交渉」という意味のカタカナ語です。 自分と相手が納得いくように話し合いをすることを 「ネゴシエーション」と言います。「ネゴシエーション」の結果として 「ディール」することになります。
トレード
「トレード」は「取引」「交換」という意味のカタカナ語です。特に売買を伴う取引を指します。また、プロ野球などでは球団同士が選手を交換することも「トレード」と言います。
まとめ
以上、この記事では「ディール」について解説しました。
英語表記 | ディール(deal) |
---|---|
意味 | 取引、売買 |
語源 | 英語のdeal |
類義語 | ネゴシエーション、トレードなど |
「ディール」は日常生活でもよく使う単語です。やはり、意味が分からないと困る時もあります。
ぜひ、この記事を参考にして「ディール」の意味や使い方を覚えましょう。