「誰得」の意味とは?「誰得シリアス」など関連語から英語訳まで解説

言葉

誰得とは「誰にとっても全くメリットがないこと」という意味です。

TwitterなどSNSを使っていると、誰得という言葉を目にすることがあるのではないでしょうか。

この言葉、何となく耳なじみが良くて使いたくなるものの、実際の意味ってよくわからないですよね。

今回は、誰得の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてご紹介します。

「誰得」の意味

誰得だれとく

誰にとっても全くメリットがないこと

誰得は、一見して誰にとってもメリットがなさそうな情報やコンテンツに対して使われる言葉です。

誰得はネットスラングの一種で、2ちゃんねるやTwitterなどでよく使われる表現です。

本当に意味のないものに使われることもありますが、それを気にしている人や好きな人が非常に少数であると予想されるような、非常にニッチなコンテンツに対しても使われます。

「俺得」とのつながり

Twitterで「それ誰得だよ!」などと発すると、「俺得」という表現が返ってくることがあります。

この俺得とは、「俺が得する」という意味のネットスラングです。

誰得は誰も得しないと考えられるコンテンツに対して使われる言葉のため、それに対して俺得と返信することで、「少なくとも俺はこのコンテンツで得した」とコンテンツの意義を保証しているのです。

また、この表現と似た形で「〇〇得(○○には人物名)」というものがあります。

これは、「〇〇はその作品で得をした」という意味を表すフレーズで、俺得の俺の部分を特定の人物に入れ替えた表現です。

「誰得」の使い方

誰得は一見するとその価値・メリットがわからないようなコンテンツに対して使われます。

具体的な例文を見ていきましょう。

  1. ずっとペットボトルをつぶし続ける動画なんて、誰得動画だよ。
  2. その情報、誰得なの?
  3. 本を書いてみたものの、誰得な出来に仕上がってしまった。

また、三つ目の例文のように、自分が作った作品に対して誰得を使うことにより、自虐の意を表すことができます。

一つ目の例文にある「誰得動画」とは、ニコニコ動画などで使われるフレーズです。

すごいクオリティが高いものの興味のある人がいなさそうだったり、誰に対してのものかわからない動画に対して、誰得動画という言葉が使われます。

「誰得」の由来

誰得は、「誰が得するんだよこのスレは」という言葉の略語です。

この言葉が生まれるきっかけとなったのは、2005年の2ちゃんねるというサイトでの出来事です。

当時とあるスレッドで、スレッド立てが行われた直後に「誰が得するんだよこのスレは」というスレッドの存在意義を疑うコメントが投稿され、それが人気となってこの言葉が生まれました。

「誰得」の類義語

誰得には以下のような類義語があります。

  • 無益
    利益がないこと
  • 無意味
    意味がないこと
  • 無価値
    価値がないこと

これらの類義語と誰得の違いを以下で解説します。

誰得と無益・無意味・無価値の違い

無益・無意味・無価値という3つの言葉は、それぞれ「無」の後に続くものがないことを指す言葉です。

誰得とこれらの言葉の違いは、以下の通りです。

誰得と類義語の違い
  • 誰得
    個人の考えとして、誰にもメリットがなさそうなことを表す
  • 無益・無意味・無価値
    一般的に、利益や意味や価値がないことを表す
このように、誰得と類義語では、メリットや価値がないのが個人の考えなのか一般的にそのようにされているのか、という点が異なります。

「誰得」の対義語

誰得には以下のような対義語があります。

  • 皆得(みなとく)
    皆が得すること
  • 有意義
    物事に価値があること

皆得は、皆が得することを表す言葉です。そのため、誰が得をするのかわからないことを指す誰得とは対照的な言葉になります。

また、有意義は物事に価値がある様を表す言葉です。誰得は物事に価値がないように見えることを表す言葉のため、有意義も誰得の対義語となります。

「誰得」の英語訳

誰得を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Who benefits?
    (誰に得があるの?)
  • Who stands to gain?
    (誰が得をするの?)
  • Who would want that?
    (誰に需要があるの?)
  • meaningless
    (無意味)

誰得の英語訳は、基本的に “Who~?” という表現を使って表されます。

これは、「誰が~するの?」という意味であり、その後に「利益を得る」という意味の表現を付け加えることで、「利益を得る人なんているの??」という誰得のニュアンスを表しています。

“Who~?” を使わない表現としては、 “meaningless(無意味)” といったものがあります。

「誰得」の派生語

ここでは、「誰得」を使った表現についていくつか解説します。

  • 誰得商品
    誰のために作られたのかわからない商品のこと
  • 誰得動画
    誰のための作られたのかわからない商品のこと
  • 誰得シリアス
    誰が面白いと思うのかわからないシリアスな展開のこと

「誰得」のまとめ

以上、この記事では「誰得」について解説しました。

読み方誰得(だれとく)
意味誰にとっても全くメリットがないこと
由来誰が得するんだよこのスレは
類義語無益
無意味
無価値
対義語皆得
有意義
英語訳Who benefits?(誰に得があるの?)
Who stands to gain?(誰が得をするの?)
Who would want that?(誰に需要があるの?)

このように、誰得とは一見して誰にとってもメリットがないように見えるコンテンツなどを指す言葉です。

ネットスラングとして使いやすい表現ですが、使い方によっては相手を傷つける恐れもあるため、使う際には十分気をつけるようにしましょう。