「堕落」の意味とは?使い方から英語や類語や対義語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「堕落(だらく)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「堕落」をざっくり言うと……

読み方堕落(だらく)
意味状態や態度が、劣悪になること
語源宗教における「堕落」の意味から。
類義語腐敗、不徳、貧汚など
対義語向上
英語訳depravity(道徳的に腐敗した状態)など

「堕落」の意味をスッキリ理解!

堕落(だらく):状態や態度が、劣悪になること

「堕落」の意味を詳しく

「堕落」は、「状態や態度が、劣悪になること」を意味する熟語です。「堕」には「下に落ちる」、「落」には「おちぶれる」という意味があります。これらの同じような意味を持つ漢字から構成されているのが、「堕落」であるというわけです。

「堕落」は、次の 4つの意味に細かく分けることができます。

  1. 人間の生活や品行が悪くなること
  2. 物事の価値が失われていくこと
  3. 落ちぶれること
  4. 墜落すること
日常生活でよく使われるのがは、①と②の意味です。

「堕落」の使い方

  1. 仕事を辞めてからというもの、堕落した生活を送るようになってしまった。
  2. 文化の堕落を声高に叫ぶ人は、どの時代でも一定数いるものだ。
  3. 小さなミスたったひとつで、彼は会社員として堕落してしまった。
  4. 飛行機堕落事故の報道は、世の中にショックを与えた。

①は、「人間の生活や品行が悪くなること」を指して「堕落」が使われている例文です。②の例文では「物事の価値が失われていくこと」という意味で「堕落」が使われています。

③では「落ちぶれること」、④では「墜落すること」という意味で「堕落」が使われています。

「堕落」の語源

「堕落」は、宗教用語としても使われる言葉です。「状態などが悪くなること」というニュアンスが、宗教用語としての意味に由来しているとも言われます。

仏教において「堕落」は、「仏を信じる心やその教えを忘れ、汚れた心をもつこと」を意味します。また、キリスト教では、「人間が生まれながらに罪を背負うようになり、死ぬ定めを持つようになったこと」を「人間の堕落」と言います。

「堕落」の類義語

堕落には以下のような類義語があります。

  • 腐敗(ふはい):精神が堕落すること
  • 不徳(ふとく):徳が足りないこと
  • 貪汚(たんお):欲深くて卑しい心の様子
  • 悪徳(あくとく):道徳に反する精神や行為
  • 退廃(たいはい):風紀がくずれること
どの熟語も、道徳上の堕落を指しているものになります。

「堕落」の対義語

堕落には以下のような対義語があります。

  • 向上(こうじょう):能力や性質、程度などがよりよい状態になること

「向」には「ある方向へ進む」という意味があり、「上」には「うえ」や「すぐれている」という意味があります。したがって、「優れている方向へ進む」という意味を持つ「向上」は、「堕落」の対義語であるとわかりますね。

「堕落」の英語訳

堕落を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • depravity
    (道徳的に腐敗した状態)
  • corruption
    (道徳的な腐敗、堕落)
  • degradation
    (価値や品位の低下)

「堕落」に含まれる「落ちぶれた生活をする」というニュアンスを表す際には、“degradation” を用いて “live in degradation” と表現することがあります。

まとめ

以上、この記事では「堕落」について解説しました。

読み方堕落(だらく)
意味状態や態度が、劣悪になること
語源宗教における「堕落」の意味から。
類義語腐敗、不徳、貧汚など
対義語向上
英語訳depravity(道徳的に腐敗した状態)など

「堕落」は意味が複数あるため、場面に応じて使い分けましょう。また、作家の坂口安吾は『堕落論』という本を書いています。こちらも有名なものであるため、チェックしておくとよいでしょう。