「クリームブリュレ」と「プリン」の違いとは?作り方まで簡単に解説

違いのギモン

プリンは幅広い世代になじみ深いデザートですが、クリームブリュレという名前を聞くようになったのはわりと最近になってからですよね。

どちらも似ているし、何がどう違うのか疑問に思ったことはありませんか。この記事では、「クリームブリュレ」と「プリン」の違いについて解説します。

「クリームブリュレ」と「プリン」の違い

「クリームブリュレ」と「プリン」の大きな違いは、カラメルの作り方です。

クリームブリュレの場合、カスタードの上に砂糖をかけて、バーナーで焦がします。プリンのカラメルはそれとは異なり、砂糖と水を鍋で焦がさないように火にかけます。

①カラメル

カラメルは、砂糖から作られますが、クリームブリュレのカラメルは、砂糖を表面に振りかけて、バーナーで焦がして、パリパリとした食感を出します。クリームブリュレの「ブリュレ “Brulee” 」とはフランス語で「焦がした」という意味です。

プリンのカラメルは、砂糖と水を焦がさないように火にかけて、型の底に流し込むか、できあがった後にかけます。

②作り方

クリームブリュレは、生クリームと砂糖と卵黄(卵の黄身のみ)を混ぜたものを、ラメキンと呼ばれる、一番上の写真のようなオーブン用の丸い容器に流し込み、焼いて作ります。

一方でプリンは、容器のそこにカラメルソースをひき、その上から牛乳と砂糖と全卵(黄身と白身の両方)を混ぜたものを流しこみ、蒸して作られます。

プリンは本来は蒸しますが、蒸さずにオーブンで焼いたものを焼きプリンと言います。この時にできる表面の焼き目は、オーブンの熱によってできたものなので、クリームブリュレのバーナーで直接砂糖を焼く方法とは異なります。

③盛り付け方法

クリームブリュレは、型から出さずに、カラメルの固い部分を割って、中のカスタードクリームと一緒に食べます。

反対にプリンは、型に入れたまま食べることもあれば、ひっくり返して型から出して食べることもあります。

まとめ

以上、この記事では、「クリームブリュレ」と「プリン」の違いについて解説しました。

  • 砂糖を焼くかどうか
  • 生クリームか牛乳か
  • 型から外すかどうか

クリームブリュレやプリンの他にカタラーナというデザートも聞いたことがあるかもしれません。カタラーナは表面はクリームブリュレと同じですが、中は固めで切り分けて食べます。

見た目は味は似ていても、原材料や作り方が違いますね。レストランなどで、ちょっとした話のネタに使ってみてください。